プログラマでありたい

おっさんになっても、プログラマでありつづけたい

2014年1月5日まで!!Amazon Kindle本の冬のセール。私のお薦め本と買った本

 今更ながら知ったのですが、2014年1月5日までAmazonがKindle本の冬のセールをやっています。セール対象は、全部で1,298冊です。幾つかのお勧めの本があるのと、このセールで私が買った本の紹介をします。

私が読んだことがあるお薦め本



モーセと一神教
 実は精神分析家として有名なフロイトの、最晩年の著書です。宗教論や歴史書として、興味深いです。前回勧めた際に、Kindle版がずいぶん易いと感じてたのですが、セール中だったのですね。


売り方は類人猿が知っている
 行動経済学を下敷きに人類進化の歴史から、マーケティングやセールを考察しています。軽くて読みやすいです。


ウェブはグループで進化する
 バズ・マーケティングやインフルエンサー・マーケティング論について、現実との乖離を感じていました。この本を読んで、その感覚は間違っていないとわかりました。著者はGoogle+とFacebookの開発者で、Google在籍時代にGoogleから出版をストップさせられ、Facebookに移籍後に出版されたいわくつきの本です。ソーシャルネットワークを知り尽くした人が書いた本で、説得力が違います。

今回のセールで買った本



一九八四年
 オーウェルの名作。ビッグブラザーのもとに、管理社会となった世界を描くSFです。Appleの伝説的なCM「1984」もこの本が下敷きになっています。IBMの独占を打破するのはAppleという構図です。あらすじしか知らないので、読んでみます。


ランチェスター思考
 最近、名前をよく聞きます。私は中身を全く知らないので、このセールを機会に読んでみることにしました。競争戦略論のようです。


「パレスチナが見たい」
 中東問題の中心地、パレスチナ。歴史的な経緯は知っていても、今現在の実情は殆ど知りません。パレスチナに住んでいたふつうの人が綴った生活史を読むことで、パレスチナの日常が垣間見れないかと読んでみることにしました。


0歳からの母親作戦
 ソニーの創業者の一人、井深さんの教育論です。昔読んだような気がしますが、あらためて読んでみることにします。0歳児教育については鵜呑みする気はないですが、名経営者の教育論ということで興味があります。


里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く
 昨年来、日本の森林管理について興味を持っています。その中で里山というのは、大きなテーマの1つです。経済の中で語られているということを期待して読んでみます。


See Also:
今まで読んで良かった本 100冊
「ウェブはグループで進化する」を読みながら、シェアされるポップを考えた
ジャレド・ダイアモンドの文明の崩壊。森林破壊と和歌山と
意外に知らない日本の森林の話
この著者は売れる本の書き方を知っている。 売り方は類人猿が知っている


2013年、Amazonアソシエイト結果 書籍編

 2013年の振り返り中です。第二弾は、書籍編です。
2013年は個別に本の紹介の記事を殆ど書かずに、年末に100冊をまとめて紹介したのみです。そう言った理由もあり、ランキングに入った本は100冊の中に含まれているのが多いです。また過去に紹介したもので検索上位に入るものは、ランク外でもロングセラーとして根強い人気でした。この結果を見ると、いかに良い本を紹介するかが決め手ですね。
 ランク内で個別の記事で紹介した本は、入門Chef Soloと銃・病原菌・鉄、金融商品にだまされるな!の3点のみです。入門Chef Soloは圧倒的な人気で、昨年のChefブームに上手く乗れたと思います。またそもそも、この入門Chef Solo自体がChefブームの火付け役になったことは間違いないでしょう。「銃・病原菌・鉄」は、私の最も好きな本の1冊です。Kindle化もされたこともあり、手に入れやすく読みやすくなりました。そのこともあり、何回も紹介しています。「金融商品にだまされるな!」は、仕組預金のエントリーで紹介しています。仕組預金とは何ぞやと知りたくて検索されるようです。実際私も、この本を読んで仕組預金の仕組みが理解できました。面白いところで、「トヨタ生産方式」があります。この本、確かTweetでしか紹介していません。Retweetされて、ランクインという珍しい形態です。
 

順位 書影 比率 紹介記事
1 入門Chef Solo - Infrastructure as Code 6,94% 手動でサーバの設定をすることを禁ずる。入門Chef Solo
2 銃・病原菌・鉄 上巻 2.82% 今年一番面白かった本。銃・病原菌・鉄 ―1万3000年にわたる人類史の謎
3 Spidering hacks―ウェブ情報ラクラク取得テクニック101選 1.31% オープンソースのRubyのWebクローラー"Anemone"を使ってみる
4 この世でいちばん大事な「カネ」の話 1.31% 今まで読んで良かった本 100冊
5 いかにして問題をとくか 1.11% 今まで読んで良かった本 100冊
6 新装版 企業参謀 (戦略的思考とは何か) 1.01% 今まで読んで良かった本 100冊
7 ザ・ゴール 1.01% 今まで読んで良かった本 100冊
8 トヨタ生産方式―脱規模の経営をめざして 1.01% Tweet
9 金融商品にだまされるな! 1.01% これはひどい。「円仕組預金」の仕組みの裏側
10 ヤバい経営学―世界のビジネスで行われている不都合な真実 0.91% 今まで読んで良かった本 100冊


まとめ



 売上全体をみると、書籍も上位10冊で全体の18.5%を占めます。ブログ記事の閲覧とほぼ同じ比率で、ロングテールのヘッドとなっています。全く意図せずそうなっているのが、面白いところです。ブログを書き出して今年で10年目です。そこまで続けていると、自分のブログで統計的なことがある程度解るようになりました。そして、振り返りを行うことにより、新たな気付きが出てきます。反響があって、非常にありがたいかぎりです。
 ブログを書く上で、私にとって本の紹介は非常に難しい分野の1つです。まだまだ勉強の余地があるので、今年は意識して紹介の仕方を工夫してみるつもりです。(それ以前に、本の紹介エントリーを書かないといけませんね)


See Also:
2011年、Amazonアソシエイト結果 書籍編
2010年、Amazonアソシエイト結果
2009年、Amazonアソシエイト結果
2013年の日記の振り返り
今まで読んで良かった本 100冊

今まで読んで良かった本 100冊

 今まで読んできて良かったなぁという本をまとめてみました。せっかくなので100冊をまとめて一挙公開です。趣旨としては名著を紹介する訳ではなく、考え方の上で参考になった本を紹介するという方針です。しかしロクに記録していないし記憶も定かではないので、本当に良いと思ったものでも抜けているものも多数あると思います。また技術書については、専門外の人には意味が無いので省いています。
 一般的に本を勧めるうえで、100冊並べるというのは一番効率が悪い方法です。書評ブログとしては、1冊もしくは類似の2〜3冊くらいを紹介するのが一番効率が良いのです。でも、私は意地悪なので、本を1冊紹介してくださいと言われると、10冊紹介するようにしています。暇な時に眺めてください。

歴史関係の本



 私がジャンルとして一番好きなのは、歴史関係の本です。時間が許す限り延々と読んでいたいですが、そうも言っていられないのが現実です。面白いというより、考え方のヒントになる本をピックアップしてみました。


銃・病原菌・鉄 上下
 人類の発展史を、大陸の形の南北と東西の違いや野生種による違いに着目しての独自の分析がダントツ面白いです。具体的な検証や裏付けより、発想の自由さというところで考え方のヒントになります。


ローマ人の物語 1〜15 
 紀元前から5世紀くらいまでで人類の歴史の大半を体験し、後の歴史は単なる繰り返しではないかというくらいの国家のお話です。文学を始めスターウォーズまでローマの歴史を前提にしたものは多数あるので、まずは抑えておく必要があると思います。ローマの歴史とは少し離れて、塩野さんがタイトルを"ローマ人"と人に焦点を当てたのは非常に面白いと思います。これを読んでから、色々歴史の古典を読むと頭に入りやすいですね。Kindle化が待たれる1冊です。


世界史 上下
 因果関係を元に歴史が語られています。考えてみれば当たり前の話なのですが、事象の羅列ではなく何が原因でどうなったのかと筋道があるので頭に入りやすいです。例えば、教科書では青銅器時代⇒鉄器時代と推移したと説明していますが、そもそも何故、ほぼ普遍的に存在する鉄より青銅器時代が始まったのかなど、丁寧に説明されています。


日本人になった祖先たち―DNAから解明するその多元的構造
 今までは人類のルーツは何かと考える学問としては、考古学が主流だったと思います。一方で、ここ十数年で遺伝的な解明も急速に進んでいるので、非常にダイナミックで面白い分野です。多様性や局所性を知ると、進化の歴史は凄いなぁと思います。

日本人になった祖先たち DNAから解明するその多元的構造 (NHKブックス)

日本人になった祖先たち DNAから解明するその多元的構造 (NHKブックス)

  • 作者:篠田 謙一
  • 発売日: 2007/02/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


今年一番面白かった本。銃・病原菌・鉄 ―1万3000年にわたる人類史の謎
風が吹けば桶屋が儲かるの世界史
日本人になった祖先たち


マネー・リテラシー



 人生をより良く生きる為には、お金は抜きにして考えられません。しかし、失敗を糧に学習するには、非常にコストが高い分野です。したがって最低限のリテラシーは、読書を通じて学ぶのが良いと考えています。その最低限のマネー・リテラシーとは、住居・保険・投資の3つだと考えています。


金持ち父さん貧乏父さん
 色々と批判はありますが、お金を生み出してくれるモノが資産、それ以外は負債という考え方は目からウロコでした。投資とは何かと考える上で、最初の一歩となりました。一度は読んでおくとよいと思います。


お金を生み出す家を買いたい!
家を借りたくなったら
 同じ著者の本ですが、ぜひ両方共読んでおけばと思います。一般的には家の購入が人生で一番高い買い物です。人生を左右する重大なファクターの1つです。一方で、モデルルームを2〜3回見ただけで即買いしている人もいるのが実際です。家を買う/借りるの判断は、当人を取り巻く環境によりどちらが有利かは一概には言えません。しかし、その判断をするためには、しっかりした知識は不可欠です。長谷川さんの本は、それを身につける為の最良の入門書だと思います。

お金を生み出す家を買いたい!

お金を生み出す家を買いたい!

  • 作者:長谷川 高
  • 発売日: 2009/07/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
新版 家を買いたくなったら

新版 家を買いたくなったら

  • 作者:長谷川高
  • 発売日: 2011/02/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理
 毎年、山のように投資関係の書籍は出ています。しかし、実際のところ、読むべき本は少ないです。特に一攫千金を夢見る人には、必読です。まずは、タイトルをよく読みましょう。


金融商品にだまされるな!
 金融商品のリスクとリターンについて、解りやすく解説されています。銀行の定期預金が0%台なのに、債権が数%。その違いはどこからくるのかなど、リスクとリターンの観点から色々解説されています。この考え方が身につけば、世の中の詐欺に騙されることはないと思います。

金融商品にだまされるな!

金融商品にだまされるな!



生命保険のカラクリ
生命保険の「罠」
 どちらも生命保険に対して否定的なタイトルですが、保険会社の社長と保険コンサルティングによる著書です。それぞれ別の立場から、保険の裏も表も語り尽くしています。また、生命保険入門も非常にお勧めですが、入門というタイトルのわりには学術レベルで保険を語ってるので、手軽に読もうとすると気絶します。保険は人生で2番目に高い買い物とよく言われています。その意味をしっかり理解した上で、何が必要か判断出来る能力が必要です。

生命保険のカラクリ

生命保険のカラクリ

  • 作者:岩瀬大輔
  • 発売日: 2013/05/10
  • メディア: Kindle版
生命保険の「罠」 (講談社+α新書)

生命保険の「罠」 (講談社+α新書)

  • 作者:後田 亨
  • 発売日: 2007/11/21
  • メディア: 新書


この世でいちばん大事な「カネ」の話
 金融のリテラシというより、生々しい現実が書かれています。キレイ事を言っても、お金がなければ何にも出来ないという現実を実感する上でお勧めの一冊です。



部屋を借りる前に、この一冊。家を借りたくなったら
これはひどい。「円仕組預金」の仕組みの裏側
この世でいちばん大事な「カネ」の話というか生き方の話
生命保険について勉強してみた

ビジネス書



 いわゆるビジネス書です。ビジネス書は読んでいるだけで、仕事をした気になってしまうという意味で非常に危険な分野です。色々読んでみないと、良い本というのは解りません。一方で、読み過ぎるとビジネス書の無限ループにハマります。斜め読みして頭に目録だけ作っておいて、必要になった時に読み返すというスタンスで良いのかもしれません。


ザ・ゴール
 人間、どうしても自分を起点に部分最適化を図ってしまいます。そんな中で、個々の生産性の向上よりも全体での最適化を図る方が利益貢献するよという話は、本当に反省させられます。私も何回か読みなおしているのですが、自分の立場が変わるごとに読むと常に新しい発見があり楽しいです。本田宗一郎か稲盛和夫か忘れましたが、欧米の最新の機械の生産性に驚愕を覚え、その後にその価格を聞くと、自社のオンボロの機械の方が費用対効果の方がよっぽど高い計算している一節を読んだことがあります。つまりは、そういうことなのだと思います。

ザ・ゴール

ザ・ゴール


ザ・プロフィット
 利益を生み出す型というのは、実はそんなに多くないのでまず型を知るべきだという本です。いわゆるデザインパターンですね。
利益モデルの型を知るということ。「ザ・プロフィット」


ハイ・コンセプト
 ダニエル・ピンクの中でどれから読むかとなると、これかなと思います。21世紀型の労働は何かと考えさせられる一冊です。ドラッカーと一緒に読むと面白いですね。


知識創造企業
 これを読んでアジャイルだなと思ったのですが、野中郁次郎さんはアジャイルの生みの親というべき存在でした。しかも、ご本人はつい最近までそんなこともつゆ知らず。日本企業の研究がアメリカに渡り、その論文を元にソフトウェア開発の方法論が生み出され、それが日本に逆輸入されと。面白いですね。

知識創造企業

知識創造企業


ストーリーとしての競争戦略
 戦略を立てる上で、腹に落ちるというのは非常に重要です。そこをストーリーという観点で説得力を持たせる方法論について、非常に解りやすいです。体系だった戦略を考える上で、丁寧に説明している珍しい1冊です。


フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略
 新興のITの会社によく見られるのですが、何だかよく解らない戦略をとっているけど儲けているということがあります。フリーを読んで新しい儲け方があるのだと、概念として理解できるようになりました。フリーミアムで得た顧客から一定数の有料会員が生み出せるように、確率論に落とし込めるのであれば面白い戦略だと思います。一方で、現実的には安易にフリーミアム・モデルと喧伝している企業には要注意ください。


小さなチーム、大きな仕事
 ソフトウェア業界では、Ruby on Railsで有名な37シグナルズの働き方です。すっかり一般的になったリーン・スタートアップの文脈で紹介されることが多い本です。小さな企業が小さなままで、世界を相手に出来るようになったという現実を実感できます。働き方の多様化を知るという意味でも、IT業界以外の方にも参考になると思います。

 

イノベーションの本質
イノベーションのジレンマ
 組織の中で働いていると、イノベーションとは何だろうと疑問に思うことが多々あります。そんな時にこの2冊を読むと、自分が何を目指すかの指針になるかもしれません。一方で深く読み過ぎると、現実との矛盾に引き裂かれるかもしれません。


小倉昌男 経営学
 昭和の名経営者と言われる人の本は、面白いものが多いです。何故なら激動の時代に勝ち残っているからです。また、晩年に書かれていることが多いので、人間を動かす言葉というのを熟知しています。その中でヤマトの創業者の小倉昌男さんは、志という意味で経営とはかくあるべきだというメッセージ性が強くて面白いです。

小倉昌男 経営学

小倉昌男 経営学

  • 作者:小倉昌男
  • 発売日: 2013/09/11
  • メディア: Kindle版


得手に帆あげて
 こちらはホンダの創業者、本田宗一郎さんの本です。本田さんの本は大企業の社長が書いたとは思えないような躍動感があります。内容的には、なんじゃこりゃというような主張も散りばめられていて、他人の脳みそを生で眺めているような楽しさがあります。今振り返ってみると、私がエンジニアとして生きたいと考えるキッカケの1つでもあると思います。

得手に帆あげて―本田宗一郎の人生哲学

得手に帆あげて―本田宗一郎の人生哲学


企業参謀
 大前研一さんの真骨頂、もしくは全盛期の本ではないかと思います。コンサルタントの本を読んでいると、これを読んでコンサルタントを目指すようになったという人が多くいることが解ります。分析とは何か、頭を使うとはどういうことか、そして今まで自分が物事の表面しか見ていなかったと思い知らされます。

企業参謀 (講談社文庫)

企業参謀 (講談社文庫)

続企業参謀 (講談社文庫)

続企業参謀 (講談社文庫)


経営者の条件
 ドラッカーの本。原題は、「The Effective Executive」。Executiveの一般的な訳は管理職や経営者だけど、本書中では知的労働者という意味で扱われてます。経営学部は社長の息子とかが行く所と思って、経済学部を選んだ自分には目からウロコの本だった。マネジメントについては人を管理するものではなく、自らをマネジメントするものだという一文は心に刻む必要があります。

ドラッカー名著集1 経営者の条件

ドラッカー名著集1 経営者の条件


フリーとアテンション・エコノミー
シンプルに素早くいこう!!「小さなチーム、大きな仕事」
技術者の原点 本田宗一郎の人生哲学

考え方



アイデアのつくり方
 冊子は薄いが内容は世界一濃い本です。世の中のアイデア本は、この本の焼き直しか薄めて水増ししたものです。凡百のアイデア本を100冊読むより、この本を100回読んでいる方が有効です。
アイデアのつくり方

アイデアのつくり方


いかにして問題を解くか
 思考のパターンを事細かく説明しているという点で、この本に勝るものは他に知りません。願わくば、中学・高校の時に出会いたかった1冊です。

いかにして問題をとくか

いかにして問題をとくか

  • 作者:G. ポリア
  • 発売日: 1975/04/01
  • メディア: 単行本


失敗学のすすめ
失敗の本質―日本軍の組織論的研究
 何か事故や障害があった時の報告書に、事象や原因の分析の他に今後の対応策はつきものです。しかし、要約すると失敗しないように気をつけますといった内容に集約される対応策が、多くみられるのは事実だと思います。失敗学関係の本を読んでいると、失敗を論理的に分析する事の重要性や、そもそも失敗を隠蔽する原因となる背景がよく解ります。失敗を共有することを仕組みとして組み込んでいる組織が強いのでしょうね。

失敗学のすすめ (講談社文庫)

失敗学のすすめ (講談社文庫)



「みんなの意見」は案外正しい
 多様性の大切さが解ります。また、個々人の想像力の差は大きいのに、なぜ国家単位になるとそれ程大きな違いがなくなるのかも解ります。或いは三人揃えば文殊の知恵という言葉の先見性の高さですかね。


図で考えるとすべてまとまる
 私は考える時は、とにかく手を動かすようにしています。自分のスタイルに合っていて、その上で色々なテクニックが載っているので参考になりました。
[asin:B009CPAA54:detail]


入社1年目の教科書
 余人に真似できないような行動を、当たり前のように出来る著者による行動規範です。入社1年目と銘打ってますが、いつでも役に立つないようです。また、行動指針としては実にシンプルで、たった3つほどです。プリンシパルを持てということですね。

入社1年目の教科書

入社1年目の教科書


ブレーン・ハッカー 巨人の「肩」に乗れ!―「新しいこと」を次々に考える“脳”!
 ニュートンの有名な言葉をタイトルに持ってきています。独創的なアイデアとは何かと定義し、どういった過程で生まれてくるのかを分析しています。その結果はタイトルの通りです。また読んでいると、ヤングのアイデアの作り方とかなり似通っていることに気が付きます。基本的な筋道は同じということでしょう。


ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる
 一世を風靡した梅田望夫さんのウェブ進化論です。この本をきっかけにスーツ・ギークの議論が持ち上がり、エンジニアたちが自分を何かしないとと動き出したのが印象的でした。GoogleやAmazonが何者かと、世間一般に認知されるキッカケに1つでした。


99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方
 科学というのは、仮説の積み重ねと話。だから世の中は仮説ばかりなのだから、1つの考え方にとらわれ過ぎないで、自分の頭で常に考えようという本。物理学者なので、物理の例で色々説いているのが面白い。


紙とペンを用意してどうぞ。図で考えるとすべてまとまる
やっぱり世の中の評判は、かなり正しいようで。 「みんなの意見」は案外正しい
入社1x年目の私が、『入社1年目の教科書』を読んでみた
模倣は創造の源。ブレーン・ハッカー 巨人の「肩」に乗れ!―「新しいこと」を次々に考える“脳”!
「指導の徹底」は対策ではない!!JR西日本は何を学んだのか?

確率統計・行動経済学



 確率統計や行動経済学は、基本を知っているだけで自分をコントロールする上で非常に役にたちます。数式が解らなくても理解できるレベルまでこなれてきているので、是非抑えておきたい分野です。


統計学を拓いた異才たち―経験則から科学へ進展した一世紀
 経済学・統計学を学ぼうと思う人にお勧めです。学生の時は訳も解らずに覚えていたローレンツ曲線やレオンチェフ行列などを、どの人により何の経緯で作られたのかが解るようになりました。これを先に読んでいれば、授業も頭に入りやすかったでしょうね。またベイズ理論に対する、意外な真実も必見です。


行動経済学 経済は「感情」で動いている
統計数字を疑う なぜ実感とズレるのか?
売り方は類人猿が知っている
 この3冊はまとめて読むと面白いです。確率統計と行動経済学の考え方があれば、無意識のうちに非合理な判断をしてしまうのかが解ります。


ヤバイ経済学
 一般的に真実と思われていることを、別の側面で解き明かしているのが面白いです。


世間のウソ
リスクゼロという狂気。この一文だけで気に入っています。

世間のウソ (新潮新書)

世間のウソ (新潮新書)


世間のウソとリスクゼロという狂気について
確率論で考え、人の行動をよみ、その背景を知る為の3冊の本
この著者は売れる本の書き方を知っている。 売り方は類人猿が知っている

読書論



 古来、読書論というのは色々あります。自分の読書スタイルを確立するためにも、本の読み方を一度学んでおくと効率がよいです。
本を読む本
本は10冊同時に読め!―本を読まない人はサルである!生き方に差がつく「超並列」読書術
読書について 他二篇
バカの壁

バカの壁 (新潮新書)

バカの壁 (新潮新書)


半端でない成毛さんの影響力 「本は10冊同時に読め!」

教養・自然科学・その他



男たちへ
 ローマ人の物語で有名な塩野七生さんのエッセイ。男たちへというより、女性が読んで男性をこのように教育せよという本かもしれないません。男性には、ヨーロッパ的な視点でこう見えるという点が参考になります。塩野さんの文章を読んでいると、教養がある人はどういう人かというのが解ります。
[asin:B00QRN6XGE:detail]


明治・父・アメリカ
 星新一さんが、父親である星一さんを通して明治時代やアメリカを紹介しています。非常に透明感がある文章で、不思議な読後感があります。ショートショートではない星新一さんの文章も、一度は読んでみるのはいかがでしょうか。

明治・父・アメリカ(新潮文庫)

明治・父・アメリカ(新潮文庫)

  • 作者:星 新一
  • 発売日: 2011/04/22
  • メディア: Kindle版


国をつくるという仕事
ルワンダ中央銀行総裁日記
 この2冊は、是非同時に読むべきです。日本にいると当たり前のように存在する国家というモノが、実は人間が作り上げたものだということを教えられます。

国をつくるという仕事

国をつくるという仕事

ルワンダ中央銀行総裁日記 [増補版] (中公新書)

ルワンダ中央銀行総裁日記 [増補版] (中公新書)

  • 作者:服部正也
  • 発売日: 2014/07/11
  • メディア: Kindle版


若き数学者のアメリカ
 国家の品格で有名な藤原正彦さんの本です。若い時代に独り米国に赴任し、文化の違いや孤独や不安で苛まれつつも克服し、最後にアメリカ社会に溶け込むには日本人として胸を張って生きていくことだと気付くまでの過程が描かれています。私も同じく海外で暮らしている時に読んで、非常に共感したのを覚えています。

若き数学者のアメリカ

若き数学者のアメリカ

  • 作者:藤原正彦
  • 発売日: 2013/07/01
  • メディア: Kindle版


「複雑ネットワーク」とは何か―複雑な関係を読み解く新しいアプローチ
 「友だちの元カレは私の元カレだった!」というセンセーショナルな帯ですが、中身はスモールワールドを解り易く説明している本です。ちょうどmixiなどのSNSが流行りだした時で、複雑ネットワークとは何ぞやと知りたくて読みました。


傷はぜったい消毒するな 生態系としての皮膚の科学
 この本のお陰で、湿潤療法という存在をしりました。そして、キズパワーパッドを使うようになりました。初期の消毒はやっぱり必要ではと思いますが、怪我をした時に備えて一度読んでおくとよいです。


利己的な遺伝子
 論理的な推論から、生物の行動原理を読み解くという考え方が非常に面白いです。

利己的な遺伝子 <増補新装版>

利己的な遺伝子 <増補新装版>


モーセと一神教
 宗教の成立過程がよく解ります。かなりボリュームがありますが、読むとキリスト教を取り巻く世界の一端に触れられます。Kindle版が安くてお勧めです。


探求――エネルギーの世紀 上下
 エネルギーについて、かなり網羅的に扱っています。これを読むと、結果的に地政学も解るようになります。

探求――エネルギーの世紀(上)

探求――エネルギーの世紀(上)

探求――エネルギーの世紀(下)

探求――エネルギーの世紀(下)


幸運な宇宙
 宇宙について考えだすと、訳が解らなすぎて夜も眠れなくなります。定期的に情報をアップデートしているのですが、まだ解っていないということが解ります。でも、宇宙について考えるのは面白いです。この本を読んでいると、色々妄想を加速できます。

幸運な宇宙

幸運な宇宙



パラダイムシフトの目撃者か? 傷はぜったい消毒するな
昨今のリフレ論争に辟易している人たちに。ルワンダ中央銀行総裁日記
探求――エネルギーの世紀



まとめ



 数えてみると、100冊には全然足りませんでした。随時追加してきます。また、読んだ本は記録しないと、振り返った時に何を読んだか全然思い出せないことに気が付きました。例え一言でも良いので、本の名前と感想を残さないとダメですね。


See Also:
本の読み方がもう少し上手くなるの5つのTips
半端でない成毛さんの影響力 「本は10冊同時に読め!」
「読書について」を読まずに本を読むべからず
社会人向けに本の選び方について一言
ジュンク堂書店さんに聞いてみた。「売れると思ったのになぜ売れぬ」の書籍リスト
角川文庫の70%オフセールで物色した本(1/28まで)

デバイス別のKindleの使い分けと、お勧め書籍2013年度末版

 昨年末にKindle PaperWhiteを買ってから、1年間が経ちました。iPhone,iPadとKindle PaperWhiteをどう使い分けているのかや、どういう基準で紙で買うか電子版で買うかを分けているのかをまとめてみたいと思います。最後に、2013年時点でのお勧め本とKindle化して欲しい書籍も列挙します。

iPhone,iPadとKindle PaperWhiteの使い分け



 それぞれのデバイスの使い分けは、読む本の種類とシチュエーションで分けています。まず種類ですが、マンガはiPadで読みます。iPhoneもKindle PaperWhiteも、マンガを読むと辛いです。Kindle PaperWhiteは解像度とページ送りの際のチラツキが問題です。iPhoneはサイズ的に厳しいですね。そして、Kindle PaperWhiteとiPhoneですが、読む種類としてはほぼ同じですね。小説を始め一般的なハードカバーや文庫本で販売される形態のものを読みます。
 では、Kindle PaperWhiteとiPhoneの使い分けを、どうしているかです。基本的にはシチュエーションです。昼休みや通勤電車の中はiPhoneで読んでいます。そして、出張時や旅先、風呂の中ではKindle PaperWhiteで読んでいます。風呂を除いて使い分けの考え方として、電源が確保出来るか出来ないかです。iPhoneは電池の消耗が激しいので、電源の心配がない場合のみ使います。それに対してKindle PaperWhiteは圧倒的な稼働時間を誇るので、旅先・出張時に活躍します。そして、風呂でも使う理由についてです。Kindle PaperWhiteは感圧式です。なので、Zipperの袋にいれてもページめくりが出来ます。安心して読めますよね。Kindle Fireは持っていないので、誰かください。

紙で買う本と電子版で買う本



 まずマンガです。これは完全にKindleで買うことに決めました。スペースを圧迫しないというのが一番の理由です。マンガは、ふとした瞬間に過去のものをまとめて読みたくなるものです。物理的な本だと、邪魔だから捨てたりブックオフに売っていたりで、読みたい時に手元にないことが多いです。そんな時にKindleさんが良いですね。弊害として、昔懐かしいマンガを全巻大人買いして読みふけてしまうという事象があります。
 同様に小説の類は読み返すことが多いので、Kindleで買うようにしています。またその他の書籍全般も、基本的にはKindleファーストで買うようにしています。理由としてはスペースと保存性の問題です。逆にKindleで買わないのが、新書の類です。理由としては、購入理由が本屋でブラっと歩いて衝動買いなのと、あまりKindle化しないのと、そもそも2度読み返す確率が0に近いからです。
 技術書については、Kindleで買うか電子版で買うか悩みどころです。しかし、最近そもそも技術書を余り買わなくなったような気もします。

お勧めのKindle本 2013



 単純に私の目に入った本とも言えます。実際にはKindleで読んでいないのもありますが、Kindleになっているか確認しているものです。


娯楽系

 1話辺りが短いので隙間の時間にピッタリで、Kindleとの相性が良いです。

 本屋で見かけることが出来ないのも、発掘できます。

 七瀬三部作をイメージして、他のショートショートを読むと別人かと思います。

 ライトな教養が身につきますよ。

 著作権切れで、モバイル・アプリ作者にとってゴールドラッシュになっていました。


ビジネス系

 書籍版が分厚くてかさばって仕方がないので、Kindleイチオシです。

 考えこんでしまう本です。

 たぶん大前研一さんの全盛期の本です。

まとめ



 Kindleを使いこなすと、隙間の時間での読書効率が格段にあがります。是非、一度試してみましょう。一方で、町の本屋さんの行末は心配ですね。どう共存するのか、考え続けないといけないですね。


See Also:
星新一の本が、Kindleで殆ど読めるようになっていた
銃・病原菌・鉄のジャレド・ダイアモンドの本がKindleで読める!!
読書のコストの話。或いは電子書籍が本の頁数を変えるかもという予想
Kindle PaperWhiteの感想。PaperWhiteはこう使え!!
フリーのKindle戦略


風が吹けば桶屋が儲かるの世界史

Stubbs


 以前、マクニールの世界史銃・病原菌・鉄と一緒に読んでいました。中々お気に入りの一冊で、何が良いかというと因果関係の元に歴史を伝えているということです。歴史の個々の事象を語るのではなくて、その結果どうなっていったのかという視点で延々と続いていきます。これが解りやすいです。高校で世界史を勉強する時に、一緒に読んでおいたら流れを理解するのが100倍くらい違ってきそうな感じです。


 一例を上げると次のような感じです。


青銅から鉄へ

 鉄鉱石は銅や錫の鉱石よりずっと豊富。しかし、鉄の治金技術ははるかに難しいので青銅から利用される。
  ↓
 治金技術の向上により、鉄鉱石が利用可能に
  ↓
 鉄器の普及により、経済的・軍事的に重要な結果を生む。鉄製の犁や鎌、武器。
  ↓
 軍事・農業に様々な影響。国のあり方・勢力図にも変化


西洋の馬

 パルティア人は紫馬肥を飼料にすると、馬が大型化することを発見
  ↓
 馬が大型の武具に耐えられるようになり、完全武装になる
  ↓
 草原地帯の軽騎兵の矢の脅威が減退し、防衛が可能になる
  ↓
 一方で完全武装の騎馬の戦士を維持するには莫大な費用が必要
  ↓
 騎馬戦士は領主となり、防衛の義務の変わりに収入の保証
  ↓
 騎士階級の誕生


 歴史好きの人は、是非一度読んでみてくださいな。


See Also:
今年一番面白かった本。銃・病原菌・鉄 ―1万3000年にわたる人類史の謎



ジャレド・ダイアモンドの文明の崩壊。森林破壊と和歌山と

最近、通勤・昼休み中にKindleでジャレド・ダイアモンドの文明崩壊を読んでいました。全作の銃・病原菌・鉄は、文明の発展の話でしたが、今回はタイトルの通り崩壊の話です。相変わらず大胆な仮説と綿密な調査と推論が面白いです。上巻は、イースター島やバイキングのアイスランド、ポリネシアの島々など。下巻は、近現の社会の崩壊の話です。どちらかと言えば、情報が圧倒的に少ない文明を考察している上巻の方が面白かったです。やっぱりイースター島の話とか想像力を刺激されますね。

 全編を通して言えるのですが、文明の崩壊の大きな要因の1つが環境の破壊。特に森林資源の破壊が引き金になることが多いようです。日本にいると余りピンと来ませんが、全世界の森林の割合は30%くらい。気候や土壌によっては、一度伐採すると中々再生しない地域も多いようです。ググってみたら、日本はおかしい。先進国なのに、森林率が68.2%とトップクラス。
森林率

中国 : 21.2%
韓国 : 63.5%
日本 : 68.2%
インド : 22.8%
フィンランド : 73.9%
フランス : 28.3%
イタリア : 33.9%
モナコ : 0.0%
オランダ : 10.8%
ノルウェー : 30.7%
ロシア : 47.9%
スウェーデン : 66.9%
イギリス : 11.8%
アメリカ合衆国 : 33.1%
カナダ : 33.6%
オーストラリア : 21.3%
アルゼンチン : 12.1%
ブラジル : 57.2%

 本の中で指摘されてたのですが、日本は豊かな森林資源があるのに他国から輸入して森林資源の破壊を推進していると。先日、和歌山に旅行に行っていたのですが、実際のところ圧倒的な木の量なのですね。本当に、ちょっと放っておいたら森に飲み込まれそうな勢いです。トトロの森どころか、もののけ姫の森くらい鬱蒼とした感じなんですよね。まさしく紀の国(木の国)そんな和歌山ですら、日本では森林率が5位くらいという驚きの事実があります。
 現状の日本の林業は、熱帯雨林の再生を考えないレベルの伐採にコスト面等で負けています。平地と山間部という違いもあります。ただ、この本を読む限りは、継続的に伐採出来るよう工夫していけば日本の林業も成り立つのではという気がしてきました。面白そうなテーマなのでまとめて読んでみようかと思っています。

 後、面白い話も幾つかありました
・オーストラリアは農業国としてのイメージが強いが、実は気候・土壌的に農業に適していなく止めた方が良い。
・石油の採掘は儲かるし、実はそれほど環境負荷も掛からないようになってきている
・一方で鉱物の採掘は、環境負荷が高いし殆ど儲からないとか。特に金が絶望的に儲からない。

 100年先のことを余り考えたことがなかったのですが、子供世代のことを考えると実は自分と全く無関係な時間ではなかったです。環境の持続性を考えるという意味で、よい一冊でした。是非、ご一読あれ。ちなみに、逆の「森林飽和」のテーマの本も面白いです

See Also
由布岳南山麓の野焼きと奇跡の原っぱ

Kindle本が30%ポイント還元なので、淡々とお勧めしてみる


Books © 2011 Moyan Brenn, Flickr


 色々な所で話題になっていますが、Kindle本が30%ポイント還元しています。30%オフではなく還元なので、Amazonさん負担でのキャンペーンなのでしょう。恐ろしい子ですね、Amazonさん。せっかくなので、この機会にお勧めのKindle本を列挙してみます。

竜馬がゆく



 何と司馬遼太郎までKindleで読めるようになってきています。第一弾は龍馬がゆくです。是非、街道をゆくも全巻Kindle化してほしいですね。

ジャレド・ダイアモンド



 銃・病原菌・鉄で有名なジャレド・ダイアモンド。大胆な仮説が面白いです。

企業参謀



 コンサル的な思考を身につける為の決定本の1冊です。

ヤバい経営学―世界のビジネスで行われている不都合な真実



 世の中の事象を反対の方から検証してみるというメソッドです

ザ・ゴール



 分厚くてかさ張るので、Kindleで読むのがお勧め。ボトルネックの意味が解ります。

イノベーションのジレンマ



 大企業でイノベーションを起こせなくなるのは何故か?構造的な問題に取り組んでいます。

星新一



 無限ループにハマれます。30%還元ならば、300円台!!

小松左京



 日本沈没か飛び抜けて有名ですが、それ以外も傑作揃いです。

筒井康隆

 七瀬三部作をはじめ、ショートショートも面白いです。

阿刀田高



 ライトな教養が身につきます

北方謙三



 文庫本版を基準にしているので、安いです。

万城目学



 肩の力を抜いて楽しめる一冊です。関西を舞台に順に作品化されているので、地元が取り上げられて楽しいです。

テルマエ・ロマエ



 遂に完結!!Kindle版は安いのでお勧め