Amazonで予約しても待てど暮らせど来ないので、ビックカメラで予約してKindle PaperWhiteをゲットしました。数時間触ってみた感想は、これは本を読むことに特化した端末であるということです。そんなの当たり前と言うと思いますが、予想以上に特化しています。本というのは漫画も含むのではなく、活字の本のみです。
Kindle PaperWhiteの売りは、電子ペーパーの画面です。極めて消費電力が低く、数週間充電しなくても平気という代物です。一方で、パソコンやノートPCのディスプレイと全く別物なので、書き換えというのは苦手です。ですので、本の場合は6ページに1回リフレッシュで黒くチラツキます。漫画の場合は、これがページ毎にリフレッシュされます。結構ちらつくので、気になります。暫く使ってみましたが、結論としては漫画を読む場合はiPadのKindle。書籍を読む場合は、Kindle PaperWhiteが良いのではと思います。いずれにせよ、これから通勤カバンには常にKindle PaperWhiteを入れておくことになりそうです。
さて、書籍に特化したPaperWhite。何を読むのが良いのでしょうか?前述のとおり、リフレッシュがあるのでサクサク読む本には余り向いていないような気がします。例えば新書とかですと割と1ページ辺りの情報量が少ないので、ページをめくる速度が早くなりがちです。となるとPaperWhiteだと、もっさりした感じがします。速読も出来ません。一方で重い内容の本だとじっくり考えながら読むので、PaperWhiteにピッタリだと思います。またそういった本は折に触れて読み返すので、保管場所をとらない電子書籍の方が向いていると思います。まず手始めにイノベーションのジレンマなんかどうでしょうか?何故、日本の出版業界が電子書籍に取り組めないのか考えながら読むと面白いですよ。
後は、日本の古典ですね。Kindleで読んでいて気がついたのですが、最新の本をいち早くというより長く読み続ける本を手元にというのに向いています。今のところ、本のラインナップは充実していないので、その間に青空文庫で古典を読むのも良いのではないでしょうか?ドナルド・キーンさんも、日本人はもっと自国の文学を読むべきだと言っていましたw
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