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プログラマでありたい

おっさんになっても、プログラマでありつづけたい

これはひどい。「円仕組預金」の仕組みの裏側

 メールを見ていたら、新生銀行から円仕組預金の勧誘が来ていました。円仕組預金とは、なんじゃらほい?新生銀行の説明は、以下の通りです。

新生銀行の判断で期間が変動する代わりに、通常の円定期預金よりは高い金利を享受できる、円仕組預金。万一、中途解約した場合は大きく元本割れする場合がありますが、満期まで運用した場合は元本が保証されます。長期の円での運用にご活用ください。


 例えば、パワーステップアップ預金の場合、満期は3年から最長10年になります。300万円預けた場合の利率の方は、最初の3年が1.3%。4年目以降、1.5%,1.7%,1.9%,2.1%,2.4%,2.7%と段階的に上がっていき、最後の10年目は何と3.0%になります。普通の定期預金だと、今ですと大体利率は0.5%くらいなので大変お得!!と思います。さてどうなんでしょう?


 この商品のカラクリは、2点あります。
・満期の判断は、銀行側が行う。
・中途解約した場合は、大きく元本割れする場合がある。


 つまりどういうことなのでしょう。まず期間の問題ですが3年目になって、銀行が満期にするか継続するかの判断はどういった基準でしょうか?銀行は慈善団体ではないので、当然銀行側が有利な場合でしょう。では、銀行側が有利な局面とは?それは市場の金利が上がって、約束している預金の金利を超えた場合でしょう。その場合、銀行は安い金利でお金を確保出来てウハウハ。預金者は、他に高い金利で預けられるのに引き出せないで、悲しい思いをするでしょう。反対に、金利の上昇が起こらず今のまま低金利が続いた場合どうなのでしょう?銀行側は高い金利でお金を預かる必要はないので、満期にして終了にしてしまうでしょう。預金者側は、3年で終了。(実は、これが一番最善のシナリオ)
 つまりこの商品、期間が延長している限り銀行側が得しているのですよ。解り易く言うとリスクは全て預金者が取って、リターンはほとんど銀行側が取るということです。預金者は、リスクを取る代わりに、ちょっとだけ高い金利を得られます。


 さてさて、どうでしょう?今後も低金利が続くと予想するなば、3年間少し高めの金利が得られるこの円仕組み預金も良いでしょう。私は、まっぴらですがw
 ちなみに今回書いたことは、ほとんど金融商品にだまされるな!の受け売りですけどね。



金融商品にだまされるな!
吉本 佳生
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