プログラマでありたい

おっさんになっても、プログラマでありつづけたい

#技術書典 に出展する『AWSの薄い本 IAMのマニアックな話』はこんな本

たびたびTweetしておりますが、2019年9月22日の技術書典7に、『AWSの薄い本 IAMのマニアックな話』という本を出展します。名前の通りAWS本ですが、IAMだけを取り扱っています。初の同人誌を引っさげて、技術書典デビューします。 IAM本の目的 書いた本はIAM…

マルチAZ構成で単一AZの障害の影響を受けるのは何故か?

昨日の「AWSのAZの割り当ては、アカウントごとに違うという話」で宿題として残した、マルチAZ構成で単一AZの障害の影響を受けるのは何故かという問題について考えてみます。キーワードはELBです。 前提としてのELBの実装(の予想) マルチAZ構成での障害発生…

AWSのAZの割り当ては、アカウントごとに違うという話

先週の金曜日(2019/8/23)に発生したAWSの東京リージョンで大規模な障害が発生しました。障害の内容は、一つのAZで空調設備の問題からEC2インスタンス並びにEBSに問題が発生したという事象です。詳細についてはAWSから発表があるので、そちらをご参照くださ…

Japan APN Ambassador 2019ならびに2019 APN AWS Top Engineersになりました(なってます)

随分前に発表されてTwitterでも呟いておりましたが、ライフログとしてはこちらの方が振り返りやすいので改めて書いておきます。Japan APN Ambassador 2019ならびに2019 APN AWS Top Engineersに選出されました。周りの方々のご協力に、感謝です。 ※NRIの同僚…

Nature RemoとAmazon Echoの連動で家電操作は、エアコンが便利

随分前に自宅のIoT化ということで、Nature Remo miniを導入しました。構成は割とスタンダードだと思うのですが、Amazon Echo(Alexa)とNature Remo miniを連動させて、居間にあるリモコンで操作できる家電各種と連動させています。連携させたのは、下記の4…

Capital Oneの個人情報流出事件に思うこと

2019年7月末に、米大手金融機関であるCapital Oneが不正アクセスによる1億人を超える個人情報の流出を発表しました。規模もさることながら、Capital OneはAWSから何度も事例に取り上げられるような先進的な企業だったので、個人的にかなり衝撃を受けました。…

技術書典7に出展します

Twitterで呟きましたが、9/22(日)に開催される技術書典に出展します。 techbookfest.org 出展内容 とりあえず出すことを決定してるのは、AWSのリソースに対する認証認可の機能であるIAMに関する本です。おそらく100ページから150ページほどになると思いま…

Shinkansen Free Wi-Fiは、どうやってつながるのか?或いは、なぜ割と速いのか?

5年ほど前に、「新幹線のWifiは、どうやってつながるのか?或いは、なぜ遅いのか?」という記事を書いていましたが、新幹線のWi-Fiは遅くて使い物にならないものと思っていました。ところが最近、Shinkansen Free Wi-Fiが登場してきて、わりと快適になってき…

初学者のAWSの学び方

先日、JAWS-UG 初心者支部#17 AWS勉強しNight!・AWS認定資格取得 虎の巻と立て続けにAWSの習得の仕方というテーマで登壇させていただきました。どちらの参加者もとても熱心で、AWSを学ぼう熱を感じました。 登壇資料 speakerdeck.com AWSの学び方 イベント…

サーバーレスで技術書の執筆環境を構築できる時代になっていた

ブログでレポートするのを忘れていましたが、2月に開催されたJAWS Days 2019で"AWS本 我々はこうして「AWS本」を書いた! 〜十人十色〜"というセッションに登壇していました。商業誌・同人誌のAWS本の作者たちが集まって、執筆について語るという内容でした…

AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイトの対策本を書きました

すっかりブログ無精になってしまいましたが、こんにちは。周りの人には、出す出すと言っていたAWSの認定試験対策本を書きました。「AWS認定資格試験テキスト AWS認定 ソリューションアーキテクト-アソシエイト」というタイトルで、既に書名を覚えるのは無理…

2018年の振り返りと2019年の目標

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。毎年恒例となってきているので、正月大幅に過ぎましたが、昨年の振り返りと今年の目標です。2018年の主な活動は、出版2冊と雑誌寄稿2回です。 6,7,8冊目の本の出版 まず出版ですが、6冊目の本…

re:Invent2018 AWSの新サービス群に対する1行所感 その3

ラスベガス空港で徹夜で遅延する飛行機を迎えながらお早うございます。朦朧とする頭で所感シリーズ第三弾です。 アプリケーションロードバランサー(ALB)のターゲットにAWS Lambdaが選択可能に ALBの後ろにEC2ではなくLambdaぶら下げられるようになりました。…

re:Invent2018 AWSの新サービス群に対する1行所感 その2

2018年度版のAWSの新サービス群の1行所感の2回目。Andy Jassyのキーノートがあったので、たぶんこれが本編になります。いやぁ、多すぎて驚き疲れました。 1回目はこちらです。 AWS Control Tower アカウント管理情報の統合 たぶん今回の新サービスの目玉の…

re:Invent2018 AWSの新サービス群に対する1行所感 その1

2018年11月25日〜30日までアメリカのラスベガスでAWSの最大のイベントであるre:Inventが開催中です。発表が多すぎて訳が解らなくなってきたので、自分なりの解釈で1行所感をつけていきます。まずは、27日午前までです。 ※一部、re:Invent開催前に発表された…

「Amazon Web Servicesを使ったサーバーレスアプリケーション開発ガイド」を読みました

著者の西谷さんにAmazon Web Servicesを使ったサーバーレスアプリケーション開発ガイドを頂いたので読みました。予想以上に丁寧に書いていて、これから本格的にサーバレスアプリの開発をしようとしようという方には、非常にお勧めです。 サーバーレスアプリ…

クラウドエンジニア養成読本を書きました

ご報告遅くなりましたが、技術評論社から出版中のクラウドエンジニア養成読本の執筆に参加させていただきました。この本は、AWS, Azure, GCPという3大クラウドを取り扱うという意欲的な企画で、それぞれの分野の第一人者の方々が執筆されています。その中の…

AWSのアクセスキー・シークレットアクセスキーをプログラムに安全に埋め込む(埋め込まない)方法

AWSでやらかす系の事故で、もっとも恐ろしいものの一つに、アクセスキー・シークレットアクセスキーの流出があります。これは、多くの場合プログラム中にアクセスキー・シークレットアクセスキーを埋め込んだままGitHub等の公開リポジトリに登録することで起…

Amazon Web Services パターン別構築・運用ガイドの改訂第2版が出ました

2015年3月に出した「Amazon Web Services パターン別構築・運用ガイド」の改訂を行い第2版として新しい本になりました。 Amazon Web Services パターン別構築・運用ガイド パターン別構築・運用ガイドはAWSの分厚い本という愛称のもと、なかなかの人気を誇っ…

Amazon Web Services 業務システム設計・移行ガイドの増刷決定しました

2018年1月20日発売のAmazon Web Services 業務システム設計・移行ガイド ですが、発売3週間で増刷決定しました。ありがとうございます!! 本書のターゲット 本書のターゲットは、企業内でAWSを構築・運用する立場の人、或いはその導入を支援するSIerで働く…

iPad Pro + Smart Keyboard + Apple Pencilを 買いました

執筆用のMacBook Air (Early 2014)のバッテリーがへたってきました。また、元々Retina対応ではないので、原稿の校正の時にPDFを見ようとしても拡大しないと見えないという問題がありました。年末くらいから悩んでいたのですが、iPad Pro(10.5インチ) + Sma…

AWSにおけるネットワーク設計の真髄。Amazon Web Services 業務システム設計・移行ガイドにおけるネットワーク章

早速Amazonで品切れになったAmazon Web Services 業務システム設計・移行ガイド です。個人的に最大の見どころは、4章のネットワーク接続の設計・構築・維持管理ではないかと思っています。 AWSにおけるネットワーク設計 AWSにおけるネットワークサービスは…

Amazon Web Services 業務システム設計・移行ガイドのKindle版でました!!

本日発売開始のAmazon Web Services 業務システム設計・移行ガイドですが、同時にKindle版も出ました。Amazon Web Services 業務システム設計・移行ガイド 一番大切な知識と技術が身につく作者: 佐々木拓郎,林晋一郎,瀬戸島敏宏,宮川亮,金澤圭出版社/メーカ…

複数のAWSアカウント管理を制するものが、AWSを制する

いよいよ明日発売開始であるAmazon Web Services 業務システム設計・移行ガイドの一貫したテーマが、「企業内でどのようにAWSを使っていくのか」です。企業内でのユースケースを元に、ネットワーク/システム設計や運用管理、移行の話をしています。その中で…

JAWS-UG さいたま支部で、「サーバーレス化を支える認証認可の話」という話しをしてきました。

1/13にJWAS-UGさいたま支部第9回で、「サーバーレス化を支える認証認可の話」という話しをしてきました。 サーバーレス化を支える認証認可の話 API GatewayやCognitoを利用する際にAWSの機能でどんな認証方法があるのか、あるいはアクセス制限ができるのかと…

Amazon Web Services 業務システム設計・移行ガイドの目次

お正月に筆者陣にてAmazon Web Services 業務システム設計・移行ガイドの最終校正をおこなっていました。これで私の作業は終わりで、後はいよいよ発売を待つ限りです。発売日は、2018年1月20日の予定です。目次も確定したので、細かい部分含めて公開します。…

「勘違いをなくせば、あなたのホームページはうまくいく」を読みました

著者の中山さんに「勘違いをなくせば、あなたのホームページはうまくいく」を頂きました。ありがとうございます。 対象読者 この本は直接的には自社ホームページの運用を改善する為の指南書です。その為に対象読者は、次のような方となっています。 ・ウェブ…

2017年の振り返りと2018年の目標

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。毎年恒例となってきているので、正月のうちに1年を振り返ってみます。2017年の主な活動は、出版2冊と雑誌寄稿2回、後は職務上の役割変更でした。 5,6冊目の本の出版 まず出版ですが、5冊目の本…

「Amazon Web Services 業務システム設計・移行ガイド」という本を書きました

AWS本の第三弾として、Amazon Web Services 業務システム設計・移行ガイドという本を書きました。その名のとおり、企業内でAWSを使うということにテーマを据えています。ユーザー企業の情シスの人も、事業部で直接AWSを使っている人も、或いはSIerでユーザー…

獺祭の適正価格に関する雑感

もの凄く炎上しそうなので躊躇してますが、言いたいことが沢山あるのでつらつらと書いてみます。 日本酒と酒蔵を巡る現状 まず予備知識として、日本酒を取り巻く状況を確認します。日本酒の国内出荷量のピークは1970年ごろで170万klで、現在はその1/3くらい…