プログラマでありたい

おっさんになっても、プログラマでありつづけたい

2017年の振り返りと2018年の目標

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。毎年恒例となってきているので、正月のうちに1年を振り返ってみます。2017年の主な活動は、出版2冊と雑誌寄稿2回、後は職務上の役割変更でした。

5,6冊目の本の出版


 まず出版ですが、5冊目の本としてイラスト図解式 この一冊で全部わかるWeb技術の基本の監修し2017年3月に出版しました。また、まだ発売はしていませんが自身6冊目の本、AWS本の第三弾として、Amazon Web Services 業務システム設計・移行ガイドを2018年1月に出版します。


 Web技術の基本は、その名の通りWebに関する入門書です。これからITエンジニアを目指す人や、なりたての人、或いはIT業界に入ったのでWebとはなんぞやと知りたい営業・企画の人など、非エンジニアでも読めるように意識して書かれています。そもそもWebと一口に言っても、現在では凄く範囲が広がっています。昔は、Webサイトと電子メールが解っていれば充分でしたが、今やスマホアプリやIoTもWebの副産物となっています。ITのニッチな分野であったWebが、今や大部分を占めるようになってきています。ということで、そんなWebを体系的に学ぶ為の一冊となっています。
 この本に関しては監修ということで、基本的には殆ど書いていません。NRIネットコムの後輩で、大学時代にしっかり情報工学を学んでいた2名に書いてもらいませいた。私はちょこっとコラムを書いたくらいで、初期の構成と後は出来上がってきたものを確認するという役割でした。しかし、出来上がったものも、よく書けていたので余りすることがなかったというのが正直なところです。
 今までAWS本やクローラー本と、どちらかと言えばニッチな分野の本ばかりに関わっていました。この本で初めて、IT本のメインストリームといえるような分野に関わらせて貰いました。感想としては、やはりメインストリームは読者層のボリュームが大きくて面白いです。こういった分野で自分に何ができるか、もう少し考えてみています。

イラスト図解式 この一冊で全部わかるWeb技術の基本

イラスト図解式 この一冊で全部わかるWeb技術の基本


 Amazon Web Services 業務システム設計・移行ガイドは、過去2冊のAWS本と違い技術ではなく「利用する人」にフォーカスした本です。これから社内でAWSを利用する方や、管理する方向けに書いた本です。AWS本は数あれど、どの本もAWSのアカウント1つで構築すること前提で書いているものが殆どです。しかし、企業内ではAWSのアカウントが5個10個とゴロゴロとしているのが現実です。それをどう管理するのか、実際の利用している事業部門も情報システム部門も頭が痛い問題です。その辺りを真正面から取り組んでいます。発売は、もう少し先ですが是非読んで頂ければと思います。

Amazon Web Services 業務システム設計・移行ガイド

Amazon Web Services 業務システム設計・移行ガイド

  • 作者: NRIネットコム株式会社:佐々木拓郎,林晋一郎,株式会社野村総合研究所:瀬戸島敏宏,宮川亮,金澤圭
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2018/01/20
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る

雑誌寄稿


 今年も2回、日経クラウドファーストに寄稿しました。SQSの話とDynamoDB
NoSQLデータベース - Amazon DynamoDB | 日経クラウドファースト - AWS・Azure導入の先端技術情報-
の話です。SQSの話だけで特集を組める機会は中々ないので、わりとノリノリで書かせて頂きました。
 日経クラウドファーストの執筆陣は、AWSのプレミアパートナーを中心に集められています。本当に濃いメンツで、定例会議にいくと非常にためになる話が聞けます。勉強させて貰いながら、原稿も書かせて貰えているのでありがたい限りです。

職務上の役割変更


 2017年4月から所属する会社で部長になりました。あまり職務上の事は書けないけど、考えないといけないことは思っていた程はあまり変わらず、しかし感じ方はだいぶ変わったような気がします。この辺りは、どこかで一度整理しようと思います。ようやく少し慣れてきたので、来年は少し攻めていこうと思います。

ブログ


 2017年は何と18本のみでした。2016年は53本だったので、大幅減です。一方でブログのアクセス数は、2017年は228,420ページビューと2016年に対して62%増です。ブログの執筆数が減ったのは、AWS本絡みで執筆に対して大スランプに陥ったこと。書くリズムが完全に狂いました。その一方でアクセス数が増えたのは、長年の懸案であった検索減の原因が解消したこと。

f:id:dkfj:20180101013350p:plain

 顛末は、「3年近くGoogleからSEOスパム扱いされていて、ようやく解消した話」を見て頂ければ幸いです。本出版しだしてからの期間がゴソッと検索に掛からなくなっていたので、もったいない限りです。またせっかく検索されるようになってきたので、それに対応するコンテンツ増やそうと思いつつ書けていないので、ここは2018年は頑張りたいところです。

2017年の目標に対しての採点


 2017年の目標は、これでした。

  • 本を2冊書く ⇒ ◯ ちょっと嘘くさいけど、とりあえず達成
  • Kindle本を書く ⇒ ☓ 今年も実現できず。こちらを優先すべきというのは解ってはいるものの。 
  • AWS本の英訳 ⇒ ☓ とりあえず実験的に英語ブログを立ち上げて、一記事だけ投稿してみた。これを継続から始めたい 
  • 資格試験 ⇒ ☓ 新3種が日本語化されていないのでスキップ。ワインエキスパート、申込みしなかった。
  • ワークバランス ⇒ △ ここはイーブンくらい。残業時間は前年度比で減らした。
  • メジャーイベントへの登壇 ⇒ ☓ 引きこもりすぎて、メジャーどころかイベント登壇ゼロ。
  • 健康 ⇒ △ FitBitを使いだして歩数・睡眠時間は意識しだした。走るとかは元々無理なので、出来るところを意識する。

2018年の目標



  • 本を2冊書く ⇒ 今年も2冊は書く。既に書籍企画が6〜7件あるので、どうこなすか考え中。
  • Kindle本を書く ⇒ 今年こそ。完全に自分でコントロールする本を書いてみたい 
  • ブログ ⇒ 40記事。400,000ページビュー目指す。 
  • 英語ブログ ⇒ 過去記事の翻訳を含め30記事。30,000ページビュー目指す。 
  • 資格試験 ⇒ 新3種が日本語化されたら受ける。ワインエキスパート、申込みする。
  • ワークバランス ⇒ 平均残業時間30時間未満。望み小さいけど、まずはここから。
  • 健康 ⇒ 睡眠時間平均7時間。週5で体操。1万歩/日
  • 3つ目の分野 ⇒ クローラー/AWS以外にもう1つ露出できるような分野を作る

まとめ



 まわりの凄い人を見ていると焦るけど、今年も自分ができる事を1つ1つやっていきます。

See Also:
2016年の振り返りと2017年の目標
2015年の振り返りと2016年の目標