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AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイトの対策本を書きました

 すっかりブログ無精になってしまいましたが、こんにちは。周りの人には、出す出すと言っていたAWSの認定試験対策本を書きました。「AWS認定資格試験テキスト AWS認定 ソリューションアーキテクト-アソシエイト」というタイトルで、既に書名を覚えるのは無理だなと諦めております。

目次


 目次は、次のようになっています。
試験範囲を網羅するのはもちろんの事、本書では勉強の仕方や解答の解き方を重視しました。そのため1章を割いて、AWSを学ぶためのお勧めの教材・情報収集法、学習の進め方を解説しています。試験対策と銘打っていますが、実務でAWSを使う上でも同様のフローで大丈夫だと思います。
 また13章でAWSのアーキテクチャの要であるAWS Well-Architectedの考え方を紹介しています。ここ読むと問題文の意図が解るようになっているので、解答の選択欄の絞り方が見えてきます。最後の14章で問題の解き方の実践演習です。どのような順番で選択肢を消していくのかその考え方も解説しています。

第1章 AWS認定資格
 1-1 AWS認定試験の概要
 1-2 学習教材
 1-3 学習の進め方
 1-4 何に重きをおいて学習すべきか

第2章 グローバルインフラストラクチャ
 2-1 リージョンとアベイラビリティゾーン
 2-2 VPC

第3章 ネットワーキングとコンテンツ配信
 3-1 CloudFront
 3-2 Route 53

第4章 コンピューティングサービス
 4-1 AWSにおけるコンピューティングサービス
 4-2 EC2
 4-3 ELB
 4-4 ECS
 4-5 Lambda

第5章 運用支援サービス
 5-1 AWSにおける運用支援サービス
 5-2 CloudWatch
 5-3 CloudTrail

第6章 ストレージサービス
 6-1 AWSのストレージサービス
 6-2 EBS
 6-3 EFS
 6-4 S3
 6-5 Glacier
 6-6 Storage Gateway

第7章 データベースサービス
 7-1 AWSのデータベースサービス
 7-2 RDS
 7-3 Redshift
 7-4 DynamoDB
 7-5 ElastiCache

第8章 セキュリティとアイデンティティ
 8-1 セキュリティとアイデンティティ
 8-2 KMSとCloudHSM
 8-3 AWS Certificate Manager

第9章 アプリケーションサービス
 9-1 AWSのアプリケーションサービス
 9-2 SQS
 9-3 SWFとStep Functions
 9-4 SNSとSES

第10章 開発者ツール
 10-1 AWSにおける継続的なアプリケーション開発の支援サービス
 10-2 CodeCommit
 10-3 CodeBuild
 10-4 CodeDeploy
 10-5 CodePipeline 195

第11章 プロビジョニングサービス
 11-1 AWSにおけるプロビジョニングサービス
 11-2 Elastic Beanstalk
 11-3 OpsWorks
 11-4 CloudFormation

第12章 分析サービス
 12-1 EMR
 12-2 ETLツール

第13章 AWSのアーキテクチャ設計
 13-1 AWSにおけるアーキテクチャ設計
 13-2 回復性の高いアーキテクチャ
 13-3 パフォーマンスに優れたアーキテクチャ
 13-4 セキュアなアプリケーションおよびアーキテクチャ
 13-5 コスト最適化アーキテクチャ
 13-6 オペレーショナルエクセレンスを備えたアーキテクチャ

第14章 問題の解き方と模擬試験
 14-1 問題の解き方
 14-2 模擬試験
 14-3 模擬試験の解答

対象読者


 もちろんAWS認定ソリューションアーキテクトを受験しようとする人ですが、試験本以前に入門書としても使えるのではないかなと思います。この本さらっと読んで概要を理解し、次にパターン別構築・運用ガイドで手を動かしながら身につけて、業務システム設計・移行ガイドを読めば設計から構築までの実務が一気通貫でできます。そして、クラウドネイティブ・アプリケーション構築ガイドを読めば、創成期のサーバレスアーキテクチャがどうだったのかが解ります。
※ステマじゃなくて、露骨な営業

執筆陣


 本書は他のAWS本を一緒に書いた同僚3人で書きました。執筆者の一人の金澤さんは、オンライン学習サイトであるUdemyで1万人近い受講者がいる化物講座である『手を動かしながら2週間で学ぶ AWS 基本から応用まで」の講師でもあります。1万人が10時間の講義聞いてる計算になるので累計10万時間、実は彼の声だけはAWS界隈の中で一番知名度があるのではと思っております。

終わりに


 実は、この本2018年の11月くらいに出す予定で書いてたのですが、紆余曲折があり出版が大幅に遅れてしまいました。一方で最近は、企業内でAWSに関するトレーニングをすることも多く、AWSを始めたばかりの方が戸惑うところも解るようになってきました。そういった部分も盛り込めたので、いい本に仕上がったのではないかと思います。ぜひ手にとってみてください。4/20に販売開始です。

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