先日、JAWS-UG 初心者支部#17 AWS勉強しNight!・AWS認定資格取得 虎の巻と立て続けにAWSの習得の仕方というテーマで登壇させていただきました。どちらの参加者もとても熱心で、AWSを学ぼう熱を感じました。
AWSの学び方
イベントの中で、複数の方のAWSの学び方が語られていました。聞いていると、だいたい一定のパターンがありました。
- 自分ごとにする(=AWSを学ぶ動機付けを明確にする)
- 実際に手を動かす
- 解らないところは、都度資料を見つつ確認する
- 身につけた事をアウトプットする
つまり勉強のための勉強にしないということですね。AWSは今では100を優に超えるサービスがあります。これを一から全部体系的に勉強しようとすると、膨大な時間が掛かります。そしてAWSのサービスは、下手したら自分が学ぶスピードより速く拡張していっています。ということでお勧めは、基本的な事と使う事を中心に学んでいくという方法です。
AWSの学ぶためのチュートリアル
初めてAWSを学ぶ際のお勧めは、次のとおりです。
自分が本を書いているからという手前味噌感は半端ないですが、初学者に本はやはりお勧めです。今だとネットで良い教材が揃っているのも事実です。一方で本には本の良さがあり、ちゃんと構成を練られた本であれば、対象とするテーマに対しての網羅性が高く順を追って過不足なく解説されているものです。
ネットで学ぶのも良いのですが、ネットにアクセスするのは能動的である必要があり、キーワードを知らないと調べられないという構造があります。つまり初めて学ぶときに、全体像が掴みにくいという問題があるのです。もちろん、その辺りをちゃんとカバーしている優良なサイトも沢山ありますが、最初にそこに辿り着けるかという問題があります。初学者は書籍やコースで受動的に学び、中上級になったら能動的に学ぶのがよいでしょう。
AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト
手を動かしながら学ぶの大事と話しましたが、ではAWS認定試験はどのように位置づければ良いのでしょうか?これは、自分が達成したレベルを客観的に測るための物差しとすべきだと思います。AWS認定試験は、試験範囲の網羅性・設定されたレベルに対しての難易度の調整の面においても良く出来ていると思います。
また、試験を受けることによって、知らなかった機能や使い方に気がついて、あとで学び直すきっかけにもなります。ちょうど新バージョンに対応したAWS認定ソリューションアーキテクトの試験本も3冊立て続けに発売され、学びやすい土壌もできています。ぜひ、挑戦してください。そして願わくば、日本でもプロフェッショナルレベルの試験対策本が出るほど、AWS技術者層としての厚みが出てくればと思います。
AWS認定資格試験テキスト AWS認定 ソリューションアーキテクト-アソシエイト
- 作者: NRIネットコム株式会社,佐々木拓郎,林晋一郎,金澤圭
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2019/04/20
- メディア: 単行本
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