プログラマでありたい

おっさんになっても、プログラマでありつづけたい

AWS認定SysOpsアドミニストレーターの試験対策本を書きました

 最近、ブログを書く気力が尽きてきた今日この頃です。皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
執筆に苦労したAWS認定SysOpsアドミニストレーターの試験対策本を、ようやくリリースすることが出来ましたのでご案内します。2022年6月22日発売開始です。
※下書きのまま、公開するの忘れていました

試験対策本の解説スタイル

 今回のSysOps認定の対策本は、2021年7月に試験内容が刷新されたSOA-C02に対応して執筆しています。実は最初はSOA-C01に向けて書いていたのですが、書いている途中に新バージョンが出てきたので泣く泣く書き直したという秘話があります。本書の執筆スタイルとしては、サービスカットではなく、解決する問題の観点カットで整理しています。
 SOA-C02では、次の6つの観点でシステムを検討する形になっています。そのため同じサービスが観点を変えて、別の章でも紹介されるということがあります。CloudWatchなどは用途が多岐に渡るので、いろいろな章で出てきます。

第 1 分野: モニタリング、ロギング、および修復  (20%)
第 2 分野: 信頼性とビジネス継続性  (16%)
第 3 分野: デプロイ、プロビジョニング、およびオートメーション  (18%)
第 4 分野: セキュリティとコンプライアンス  (16%)
第 5 分野: ネットワークとコンテンツ配信  (18%)
第 6 分野: コストとパフォーマンスの最適化  (12%)

 カッコ内のパーセントは、出題の割合です。見ていただいたら解るとおり、わりと満遍なく出題されます。個人的には、SysOpsはアソシエイト3種の中では難しい部類の試験に入るのではと思っています。その理由としては、運用をテーマとしている関係上、既に動いているシステムに対して問題点を解決するという事が問われるからです。つまりシステム構築の知識があり、その上で運用の知識も必要とされます。そのため経験が浅めの人は、SysOpsの試験に苦労するケースが多いようです。逆にいうと、SysOpsの勉強をしっかりすることにより、経験的に得られることを机上で体系的に身につけることができます。良い試験ですね。

執筆者陣

 著者は、私の身の回りのAWSが得意な人たちに書いてもらいました。NRIネットコムの小西さん、志水さん、手塚さん。野村総合研究所の木美さん、北條さん、吉竹さん。そしてNRIを卒業していった安藤さんです。この中の多くの人はTop Engineerであり、かつ実務でもAWSを使い倒しているエキスパートの面々です。それぞれの章に、執筆者の経験が詰まっています。試験対策としてではなく、読み物としても結構面白いんじゃないかなと個人的には自負しています。

ラボ試験

 AWS認定SysOpsアドミニストレーターのSOA-C02の最大の特徴は、ラボ試験が導入されていることです。これは、現在受験可能なAWS認定12種の中で、唯一です。ラボ試験とは、試験のシナリオに従って、AWSのマネジメントコンソールやCLIを使って、実際にAWSリソースを操作する試験です。つまり実技試験ですね。
 これについても、本書では対策をカバーしています。実技があるからSysOpsの試験は嫌だなという声を聞くことがあります。試験範囲の内容をしっかりと把握していれば、まったく問題ない難易度なので恐れないでください。私としては、机上の知識だけではなく、できるだけ手を動かす経験を積んでほしいと思っています。その点で、非常に良い試みだと思っています。

まとめ

 発売後に半年近く経過してしまいましたが、AWS認定SysOpsアドミニストレーターの試験対策本の執筆告知でした。幸いなことに順調に売れているようです。今も他の認定試験の対策本を執筆していっているので、乞うご期待!!