AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイトの試験対策本であるAWS認定資格試験テキストの改訂版を執筆し2021年1月21日に販売開始することになりました。執筆作業が大幅に遅れ、旧版が長らく在庫切れ状態、新版が出てこないという状態でした非常にご迷惑をお掛けしました。
改訂の方針
今回の改訂の方針としては、基本的には第一版をベースにしています。試験範囲の差分については目次レベルで加筆、機能が更新されたものについては修正しています。汚い字で恐縮ですが、目次レベルで確認の上で本文の情報を一つ一つ確認していくという形をとっています。外出時の隙間時間での作業が多かったので、傍目にはめっちゃ熱心に勉強している人に見えたかもしれません。
Amazonのレビューを見ていると、試験問題について簡単過ぎるというコメントが多かったです。個人的には練習問題なので認定試験特有の枝葉の情報を除いて、AWSの機能の部分を問うていたつもりです。なので、難易度は関係ないかなぁと思っております。一方で、コメントに対応する形で、少し難易度を高めた問題も増やしています。きっと満足いただけると信じています
その他の改修ポイント
改定前のAWS認定試験との分野の違いを解説
今回、SAAの試験はSAA-C02というコードになっています。実はこれ試験の分野が一部修正されていて、オペレーションに関する部分が分野として消えています。それがどのような変化になっているかの解説もしています。SAA-C01で合格した人で、そろそろ試験の更新という人も出てくると思います。そういった人へのガイドにもなるように心がけております
コラムの充実
編集上の都合で空白になる部分が出てきます。そういった所については、今回コラムを掲載しています。AWS認定試験に関する今後の方向性の考察や或いはポエミーな内容までいろいろ書いています。息抜きになっていいと思うので、是非読んでみてください。
まとめ
改訂版の紹介ってしにくいなぁと思いながら書きました。イマイチ筆が乗らなかったので、別途AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイトの勉強の仕方というテーマで書いてみようと思います。前回の出版から2年も経たずに改訂が必要という著者泣かせな部分がありますが、試験をどんどん進化させていくというAWSの姿勢は素晴らしいと思います。この本が、AWSの世界に入っていく際の道標の一つになることを願っています。
AWS認定資格試験テキスト AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト 改訂第2版
- 作者:NRIネットコム株式会社,佐々木 拓郎,林 晋一郎,金澤 圭
- 発売日: 2021/01/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
目次
以下、目次です。目次としては、結果的に大きく変わっていないかも
第1章 AWS認定資格
1-1 AWS認定試験の概要
1-2 学習教材
1-3 学習の進め方
1-4 何に重きをおいて学習すべきか第2章 グローバルインフラストラクチャとネットワーク
2-1 リージョンとアベイラビリティゾーン
2-2 VPC第3章 ネットワーキングとコンテンツ配信
3-1 CloudFront
3-2 Route 53第4章 コンピューティングサービス
4-1 AWSにおけるコンピューティングサービス
4-2 EC2
4-3 ELB
4-4 ECS
4-5 Lambda第5章 運用支援サービス
5-1 AWSにおける運用支援サービス
5-2 CloudWatch
5-3 CloudTrail第6章 ストレージサービス
6-1 AWSのストレージサービス
6-2 EBS
6-3 EFS
6-4 S3
6-5 S3 Glacier
6-6 Storage Gateway
6-7 FSx第7章 データベースサービス
7-1 AWSのデータベースサービス
7-2 RDS
7-3 Redshift
7-4 DynamoDB
7-5 ElastiCache
7-6 その他のデータベース第8章 セキュリティとアイデンティティ
8-1 セキュリティとアイデンティティ
8-2 KMSとCloudHSM
8-3 AWS Certificate Manager第9章 アプリケーションサービス
9-1 AWSのアプリケーションサービス
9-2 SQS
9-3 SWFとStep Functions
9-4 SNSとSES第10章 開発者ツール
10-1 AWSにおける継続的なアプリケーション開発の支援サービス
10-2 CodeCommit
10-3 CodeBuild
10-4 CodeDeploy
10-5 CodePipeline第11章 プロビジョニングサービス
11-1 AWSにおけるプロビジョニングサービス
11-2 Elastic Beanstalk
11-3 OpsWorks
11-4 CloudFormation第12章 分析サービス
12-1 EMR
12-2 ETLツール
12-3 その他の分析サービス第13章 AWSのアーキテクチャ設計
13-1 AWSにおけるアーキテクチャ設計
13-2 回復性の高いアーキテクチャ
13-3 パフォーマンスに優れたアーキテクチャ
13-4 セキュアなアプリケーションおよびアーキテクチャ
13-5 コスト最適化アーキテクチャ
13-6 オペレーショナルエクセレンスを備えたアーキテクチャ第14章 問題の解き方と模擬試験
14-1 問題の解き方
14-2 模擬試験
14-3 模擬試験の解答