プログラマでありたい

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AWS認定 セキュリティ専門知識の対策本の書名・目次と書影

 今月7月29日発売のAWS認定 セキュリティ専門知識の対策本の書名や目次と書影がFIXしましたので紹介です。

要点整理から攻略する『AWS認定 セキュリティ-専門知識』

書籍の内容について

共著者の上野さんと、私の方からそれぞれ書籍紹介のエントリーをあげています。書籍の内容については、こちらを参照ください。

fu3ak1.hatenablog.com


blog.takuros.net

表紙について

 表紙については、オレンジと黒を基調としたデザインです。帯の文言に『この1冊で身に付く!』とありますが、この本1冊読んだだけで合格するほどスペシャリティの試験は甘くありません。この本をガイドブックに、いろいろな資料・ドキュメントを読み、その上で実際に手を動かし経験を積むことによって合格レベルまでたどり着けます。という意味で、ちょっと不適切な文言なので、今後は直してもらうように調整しています。見落としており、初版は間に合わないのでご容赦ください。

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目次

 最後に目次です。おおよそ試験範囲のところを網羅していると思います。マルチアカウントまでは出ないかなぁと思いつつ、セキュリティ上重要なのでカバーしております。

第1章 AWS試験概要と学習方法
 1-1 AWS認定試験の概要
 1-2 学習教材
 1-3 学習の進め方
 1-4 何に重きをおいて学習すべきか
第2章 IDおよびアクセス管理
 2-1 IAM
 2-2 AWS Directory Service
 2-3 AWS Organization
 2-4 Amazon Cognito
 2-5 AWS Organizations
 2-6 IDおよびアクセス管理に関するアーキテクチャ、実例
 2-7 IDおよびアクセス管理 まとめ
第3章 インフラストラクチャのセキュリティ
 3-1 AWS WAF
 3-2 AWS Shield
 3-3 AWS Firewall Manager
 3-4 Amazon Route 53
 3-5 Amazon CloudFront
 3-6 Elastic Load Balancing
 3-7 AWS Auto Scaling
 3-8 Amazon API Gateway
 3-9 Amazon Virtual Private Cloud
 3-10 Security Group
 3-11 AWS Artifact
 3-12 セキュリティに関するインフラストラクチャのアーキテクチャ、実例
 3-13 インフラストラクチャのセキュリティ まとめ
第4章 データ保護
 4-1 AWS Key Management Service (KMS)
 4-2 AWS CloudHSM
 4-3 Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS)
 4-4 Amazon RDS
 4-5 Amazon DynamoDB
 4-6 Amazon S3
 4-7 Amazon Secrets Manager
 4-8 データ保護に関するアーキテクチャ、実例
 4-9 データ保護 まとめ
第5章 ログと監視
 5-1 Amazon CloudWatch
 5-2 AWS Config
 5-3 AWS CloudTrail
 5-4 AWS X-Ray
 5-5 Amazon Inspector
 5-6 S3に保存されるAWSサービスのログ
 5-7 Amazon Athena
 5-8 VPC Flow Logs(フローログ)
 5-9 Amazon QuickSight
 5-10 Amazon Kinesis
 5-11 Amazon Elasticsearch Service
 5-12 ログと監視に関するアーキテクチャ、実例
 5-13 ログと監視 まとめ
第6章 インシデント対応
 6-1 AWS Config
 6-2 AWS Systems Manager
 6-3 Amazon CloudWatch
 6-4 AWS Trusted Advisor
 6-5 AWS CloudTrail
 6-6 AWS CloudFormation
 6-7 Amazon Macie
 6-8 Amazon Guard​Duty
 6-9 AWS Security Hub
 6-10 Amazon Detective
 6-11 インシデント対応に関するアーキテクチャ、実例
 6-12 インシデント対応 まとめ
第7章 AWS Well-Architected
 7-1 AWS Well-Architected
 7-2 AWS Well-Architected まとめ
第8章 練習問題
 8-1 問題の解き方
 8-2 問題・解答

感想

 ちょうど今月、AWSソリューションアーキテクトのプロフェッショナルの対策本がでました。そして、今回セキュリティ専門知識の対策本を出すことが出来ました。日本語でも高度レベルの試験対策本が商業誌として出せるようになったのは喜ばしいです。AWSの利用者が増え、かつ高度レベルの受験者が増加しているという証左だからです。市場が育ってきたということに素直に喜びを感じます。
 一方でそもそも実務で鍛えた知識や経験を問うものだから、、こういったベンダー試験に試験対策本がそもそも必用なのかという議論はあるかもしれないのです。しかし、試験対策本があることにより受験への敷居を下げる効果があるのではと考えています。また、体系的・網羅的にまとまった本があることにより、短期間で効率的に勉強できるようになると思います。効率的な勉強方法がある事が、結果的にAWSのより良い利用方法を習得している人が増えることに寄与すると信じています。
 ちょっと他の宿題を片付けたら、他のスペシャリティやプロフェッショナルの対策本についても検討してみようかなと思います。