八ッ場ダム - Google ニュース
八ッ場ダムについてGoogleニュースでざっと調べてみました。賛否両論ですが、建築推進派に目立つのが今まで何千億円と掛けてきて、工事も7割方終了していることがあるようです。まぁ、心情的には最もだと思います。が、一度冷静になって、サンクスコストに惑わされないで、もう一度白紙になって考えるべきことのように思えます。今まで掛けた費用ではなくて、建築することの便益と費用で考えるべきなのでは?
まぁ、私が疑問に思っているのは、八ッ場ダムというよりサンクコストの観点で記事を書いている新聞社が見当たらないことです。あるのは、心情的な反対とか行政の責任とか。そういう部分も大切ですけど、マスコミの役割はそれではないでしょう。テレビの方は殆ど見ていないですが、どういった論調なのでしょうか?
例
ある映画のチケットが1800円であるとする。しかし映画が余りにもつまらない時、1800円払った映画を見るべきか、それとも映画館を出て残りの時間を有効に使うかが問題となる。
* 映画を見るのを止めた場合:チケット代1800円は失うが、残りの上映時間を有効に使うことができる。
* 映画を見続けた場合:チケット代1800円に加え、約2時間(上映時間)を失う。この場合、チケット代1800円が埋没費用となる。この埋没費用は、どの選択肢を選んだとしても回収できない費用である。このとき、時間を浪費してまで、つまらないと感じる映画を見続けることは経済学的に合理的な選択ではない。一方、残りの上映時間を有効に使うことは合理的な選択であるといえる。
〜〜中略〜〜
埋没費用の認識は難しい。なぜなら、埋没費用を認めるということは、すなわちそれまでに行った事業や投資などの失敗を認めることに他ならないからである。事業の撤退・縮小を行ったとしても回収できない費用とはどこまでのことを指すのか、一般的に言うことは困難である。
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