2025年に取り組んだことの一つに、Twitter(X)で「3ヶ月500万インプレッション」に挑戦し、見事に達成しました。その顛末についてまとめて、再現性について考えてみます。
なぜこのチャレンジをやろうと思ったのか
まず始めに、なぜこの3ヶ月500万インプレッションのチャレンジをしようと思ったのかです。長らく執筆・出版を繰り返してきた人間として、SNSはセルフマーケティングのために非常に重要なツールです。自分が著者として毎年のように本を出せているのは、出した本が毎回沢山の人に購入して頂けているお陰です。
売れている理由としては、テーマ選びや長年の実績の積み重ねもありますが、SNSによるセルフマーケティングの効果も少なからずあります。そのセルフマーケティングの中で、重要な位置を占めるのがTwitter(X)です。今回、これにもっとドップリと向かい合おうと思って、チャレンジしました。
また3ヶ月500万インプレッションという数字は、Twitterの収益分配プログラムの参加条件にオーガニックインプレッション(広告なしの表示数)で3ヶ月500万という条件があるので、金銭的なモチベーションに結びつけることにより、より強い動機となるようにしました。
チャレンジ前の状況
さて、チャレンジ前の状況としては、どういう状況だったのでしょうか?簡単に整理してみます。
チャレンジ前のインプレッションと活動量
チャレンジは、2025年8月から10月までだったので、まずは2025年2月から7月までの状況をお伝えします。(1年以上前のデータが引っ張れないので、1月1日の情報が欠落しているため)

- 月30〜40万インプレッション程度
- 投稿頻度・時間帯・内容が安定していなかった
- たまに大きく伸びる投稿があるものの、再現性が低かった
趣味のツイートとしては、これで十分な数字です。一方で、もう一歩踏み込んでセルフマーケティングとして使おうとすると、少し物足りない数字というのが正直なところです。
目標設定
この前提の元に、どう活動に落とし込んできたのか。目標設定とそれを日々に落とし込む考え方です。
『3ヶ月で500万インプレッション』
冒頭に書いた通り、収益化プログラムへの参加という目標もあるので、3ヶ月500万というのが必須条件です。495万までいったので、目標には少し足りないけど頑張れて良かったでは済まないようにしています。やるからには、必ず達成すると計画をたてました。そのために考えたのが、次の3つです
- 数字を置かないと改善できない
- 月170万インプレッションが必要
- 日次に分解するとどうなるか
ざっくり月170万という目標で動いていると、後になっても挽回ができません。日時に落とし込むことが第一歩です。
日々の目標値
日時の目標をたてるにあたって、平日と休日を分けて考えています。これはブログ時代から共通するのですが、私の投稿内容は技術よりの内容が多く、平日に見られる傾向にあります。そのため、平日に目標インプレッション数を多く傾斜することにしました。
- 平日:8万インプレッション/日
- 休日:1.5万インプレッション/日
これまでの半年の実績が、1日1万インプレッションなので、平日に大きな開きがあります。月あたり4倍以上のインプレッション。日の平均にならすと8倍近く必要なときもあります。かなり大変です。
計画と設計
過去の経験から、自分のツイートあたりのインプレッション数は平均1,000くらいというのは解っていました。単純計算すると、平日に80回・休日に15回呟くと達成できます。が、これは無理な数字です。イベント等で特別な事がないかぎり、ちょっと多めに呟いたとしても1日10本くらいがこれまでの実績でした。またそこから増やしたとしても、20本くらいが限度と見るべきです。その上で、どうやったら達成できるのかを考えて計画と設計を考えました。
無理せず続けられる計画
まず考えたのが、1日の投稿数の上限はアベレージで20本として、それ前提でどう組み立てるかです。具体的には、毎日1〜2本くらい1ツイートで1万インプレッション超えの中ヒットを出して、あとは1千インプレッションを複数出す。プラスして、数日に一度くらい5万インプレッション超えのホームランが出ればくらい万々歳と考えました。
一方で毎日コンスタントに20本投稿するのは、不可能と考えました。そのため、過去のコンテンツを再利用して、ツールを併用して自動投稿を活用することにしました。
- 過去のコンテンツを再利用する
- 投稿枠を先に決める、自然投稿と自動投稿の使い分け
- 無理して自然投稿を増やさない
過去のコンテンツは、Speaker DeckのスライドやYoutubeの過去の登壇動画、BOOTHやKindle・技術書典で販売している技術同人誌などを活用しました。本当は過去ブログも活用した方が良かったのですが、そちらは掘り起こしが少し面倒くさかったので、おざなりになってしまいました。そして、自動投稿のツールとしては、SocialDogのPersonalプランを利用していました。1日4〜5本の枠を作って、

また、自然投稿。つまり普通の呟きをどうするか問題です。インプレッションの動向をよく見ていると、実は平日日中の閲覧数が多いわけではないということが解りました。昼休みや平日の20時以降に伸びています。なので、だいたいその辺りにのんびり呟くようにしていました。
投稿設計の考え方
では、何を呟くのか。ここは最初にChatGPTでプロジェクトを作って、分析を行いました。過去のインプレッションの動向や、エンゲージメントが高い呟きが何か。分析すると、だいたい下記のような傾向が見られました。
- キャリア論・マネージメント論が一番伸びる
- AWS等の技術情報は、大きく伸びないが一定の需要がある
- 執筆関係は、インプレッション数は伸びないがエンゲージメントが高い
- 告知系のインプレッション数は低位安定だが、技術同人誌の売上には多大な貢献
- ネタ系は当たり外れが激しい
告知系やキャリア論・マネジメント論のツイートを休日に1週間分セットして、AWSの技術情報をAWSのWhat's Newで毎朝チェックして投稿。そして、あとは適当に呟くというルーチンにすることにしました。
計測の仕組み
あとは実践あるのみですが、上手く言っているかは計測が大事です。
Googleのスプレッドシートで、毎日予実を管理します。

ここまでやったら仕事じゃんと突っ込まれますが、自分はこういう系統のPDCAを回すことは苦にはなりません。
結果
さて、結果です。
10日ほど前倒しで、達成できました。

そして、達成後にネタ投稿がバズって、さらに大きく伸びました。
これが最初に出ていれば楽でしたが、そうなったらちゃんとPDCA回せなかったので、良かったのかもしれません。
まとめ
計画・設計・計測を徹底し、感覚やバズに頼らずに「3ヶ月500万インプレッション」を達成しました。天才的なひらめきではなく、数字を分解して構造を作り、淡々と回すことで結果は再現できます。SNSもまた、才能ではなく運用の話だという実感を得た取り組みでした。
ただ、こんな事をしなくても、感覚で簡単にやっちゃう凄い人も多いと思います。自分はそういう風にはできないので、仕組みで淡々とやっていく方を選びました。
オチ
ちなみに、見事イーロン・マスクからお小遣いが貰えるようになりました。しかし、手数料が。。。
