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エンタープライズ分野でガチンコ勝負!!Amazon Virtual Private Cloud

 昨日、発表されたAmazon Virtual Private Cloud(Amazon VPC)。アマゾンのクラウドとIPSecVPNで結ぶサービスです。私は、ここにAmazonが本気でエンタープライズ分野を取りに行くという意気込みを感じました。
 ベンチャーや個人でこれからサービスを立ち上げようとする人達にとって、自前のインフラを持たずにAmazon EC2を使うということに抵抗は少ないと思います。問題となるのは、既に自前のDCを持っている企業や、そこに自前システムの大半を置いている企業です。クラウドのメリットがあったとしても、いきなり移行することはまず不可能でしょう。そこで出てきたこのAmazon VPC。自社システムのネットワークとクラウドをVPNでつなげることが出来るので、部分的にシステムをクラウドで使うことが出来ます。例えば、新たに作るサービスであったり、テンポラリーで必要とされる仕組だったりを、クラウド上に構築して元のシステムに接続する。これだと、最初の敷居はずいぶんと下がるのではないでしょうか?
 そうして徐々にエンタープライズの採用実績を増やしていき、もはやクラウドを使うのが当たり前になるといったことを狙っているのかも知れませんね。


Amazon Virtual Private Cloud
Amazonが仮想プライベート・クラウドの試験サービスを開始 - ニュース:ITpro