最近、引っ越しをしました。(3年ぶり10回目)
半年以上も前から予定していたので、引越し前の光回線の準備もバッチリですというはずが、まったく間に合いませんでした。3ヶ月前に申し込んだのに、開通まであと3ヶ月かかりそうな気配です。引っ越し決めた瞬間に申し込んでおくべきと後悔しています。ということで、現在光回線難民です。かつ、ほぼ在宅ワークです。更に、子供二人のオンライン授業が始まりました。結果、絶賛ギガ不足で新生活が始まることになりました。とうことで、携帯回線での通信環境の整備について、ブログでまとめてみます。
まずは、在宅ワーク&オンライン授業での通信量の目安について検討した上で、我が家のネットワーク構成、次に緊急避難的に対応したプランA、ダメそうなので次にとったプランB、幻のプランCを説明していきます。
在宅ワーク&オンライン授業の通信量の目安
まず在宅ワークやオンライン授業をしていると、どれくらいの通信量になるのでしょうか?ここでの一番のポイントは、ZoomやTeamsなどでのWeb会議を使っているかどうかです。家の子の小学校では、オンライン授業でZoomを使います。で、このWeb会議が曲者です。めっちゃ通信量が増えるのです。ツールや顔出しのありなしによって前後しますが、だいたい1時間あたり700MBから1GBが目安です。一日何本もWeb会議をしていると、あっという間に通信量が増えますね。あと在宅ワーク&オンライン授業以外にも、通信量が跳ね上がる要因があります。そうです。NetflixやAmazonプライムによる動画配信サービスです。これも、だいたい1時間に700MBくらいが目安です。
私一人が在宅ワークしていた時の一日あたりの通信量は、だいたい1日5〜6GBだったようです。ここに子供2人の通信量が加わることにより、+4GBくらいの余力が必要になってきます。
佐々木家のネットワーク構成
携帯回線の試行錯誤を説明する前に、我が家のネットワーク構成を説明しておきます。そんな御大層なものではないですが、Nuro光が提供するルーターの機能は一切使わずに、その直下にGoogleのNest Wifiでメッシュネットワークを作っています。すべての機器は、Nest Wifiに接続しています。画面でみると、こんな感じです。
つまり上位のインターネット接続がNuro光だろうがWiMAXやその他の携帯回線だろうが、家の中の機器は一切影響されないようになっています。Google Nest WifiにLANケーブルで接続できれば大丈夫です。逆にいえば、SIMを入れる端末は、ホームルーターと呼ばれるLANの口が必要になります。後述しますが、WiMAXのホームルーターもしくは楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT VIプラン用のルーターを設置し、そのどちらかとGoogleのWi-Fiをつないで運用しています。
※もっとちゃんとしたところに設置したいのですが、WiMAXの電波の関係で窓際においています
プランA UQ WiMAX
最初に選んだのがUQ WiMAXです。使いたい放題の携帯回線系のサービスというえば、WiMAXという印象でした。一口にWiMAXといっても複数の会社がサービスをだしています。日本の場合は、UQ WiMAXがオリジナルで後のはOEMとしてUQ WiMAXの施設を借りて運営しているようです。容量無制限とうたっていますが、3日間で15GBの制限があります。また選択可能な端末として、ホームルータータイプの端末が多数用意されています。私は最新のSpeed Wi-Fi HOME 5G L11を選びました。家の近所に店舗があるので、即日利用できるのもポイントでした。
1日5GB利用できるのであれば何とかなると考えていたのですが、子供のオンライン授業開始で敢え無くプランは崩壊しました。窓際で利用すると平均50Mbps程度でるのですが、部屋の中の方で利用すると10Mbps以下に落ち込みます。通常の携帯の電波より遮蔽物に弱いので注意が必要です。それ以外は特に不具合はなかったので、制限超えたら課金で回避みたいなオプションがあれば良かったのですが、無いのが残念です。また解約料が1,000円というのもポイント高いです。
プランB 楽天モバイル Rakuten UN-LIMIT VI
UQ WiMAXと同時に検討していたのが、楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT VIです。これは主に携帯電話向けの回線ですが、料金プランに特徴があります。料金テーブルが段階制で、利用容量に応じて料金が決まります。また、1回線目のみ1GB未満は無料という特徴もあります。
通信量 | 料金 |
---|---|
1GBまで | 0円/月 |
3GBまで | 980円/月 |
20GBまで | 1,980円/月 |
20GB以上 | 2,980円/月 |
また楽天回線エリアの場合だと、1日の利用上限は10GBとなっています。10GBあれば、たぶん勝てます。また使わなければ、1回線目無料という特性を考えれば、デフォルトで2回線を申し込んでおいて、普段は2回線目を利用しておき、いざという時に1回線目を使うことにより10GBの壁を20GBの壁に変えることができます。精神的安定に寄与しますね。
ただ楽天モバイルの問題は、申し込める端末がスマホもしくはモバイルWi-Fiのみということです。楽天ではSIMだけ申し込んで、別途SIMを挿し込めるホームルーターを購入する必要があります。現時点では、I/OデータのWN-CS300FRが定番となっているようです。私も購入しましたが、作りが少し粗いです。
気になる楽天モバイルの通信速度ですが、10〜20Mbpsというところです。特段速くないけど、不満を抱くほどでもないといったところです。ただし、繋がり始めが遅いような気がするのですが、このあたり詳しい人がいたら、教えていただきたいです。
プランC
最後に、今の所発動していないプランCとして、2021年8月27日にサービス開始となったドコモ5G Homeがあります。実はこれが本命なんじゃないかと思いつつ、一点気になる部分があったので保留にしました。
気になる部分としては、通信量に関する注意書きです。
ネットワークの混雑状況により、通信が遅くなる、または接続しづらくなることがあります。また、当日を含む直近3日間のデータ利用量が特に多いお客さまは、それ以外のお客さまと比べて通信が遅くなることがあります。なお、一定時間内または1接続で大量のデータ通信があった場合、長時間接続した場合、一定時間内に連続で接続した場合は、その通信が中断されることがあります。
おそらく原則的には利用量制限はないのだと思います。そのうえで、よっぽど利用量が多い場合に制限するためのエクスキューズだと思います。ただ、この閾値がわからないのは、利用者側としては怖いです。楽天モバイルが使い物にならなかったら検討しようと思ったのですが、今の所は大丈夫です。サービス開始直後で情報がないので、見合わせました。あと、ホームルーターが実質4万円と結構お高いです。
まとめ
いろいろ試行錯誤してお金も使いましたが、今の所は何とかなっています。ただ、楽天モバイルの回線品質については、もうちょっと使い込んで見極めたいので、WiMAXの回線ももう少し残しておく予定です。そして光回線がきて不要になったら、ホームルーターは売り払う予定なので、箱は大切に保存しています。
しかしまぁ、世の中には自前の光回線を導入できない家も多数あると思います。その家庭がそれぞれ、今回のような試行錯誤ができるとは思えません。また、我が家は楽天回線エリアでもあるし、WiMAXも入ると、条件面の良さもあったので助かっています。それを考えると、オンライン授業の課題は、今後もっと表面化してくるんじゃないかなと思います。少しづつ解決していくしかないのでしょうが。。。