あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。今のうちに、2016年を振り返ってみます。2016年の外部に公開している活動は、出版2冊と雑誌寄稿2回、ユーザグループ等での登壇が4回です。
3,4冊目の本の出版
まず出版ですが、3冊目の本としてAmazon Web Services クラウドネイティブ・アプリケーション開発技法を2016年4月に、4冊目としてデータを集める技術を2016年11月に出しています。
クラウドネイティブ・アプリケーション開発技法はAWSのアプリ本として、アプリケーションエンジニアがAWSを直接使うにはというテーマで書いております。執筆メンバーもいわゆるインフラエンジニアではなく、アプリケーション開発をメインとする人間が中心になって書きました。サーバレスというキーワードが2016年にいろいろと話題になりましたが、それを先取りする1冊になれたかと思います。しかし、販売面では少し苦戦中です。発売当初は凄い勢いで売れたのですが、ある時を境にパッタリと勢いが止まりました。編集者と分析していたのですが、必要とする層に早々に行き渡ってしまったのではないかという点です。つまり想像以上に市場が狭かったということです。目標としては、ユーザ層が多いモバイル・フロントエンドのエンジニアが読む本を目指してたのですが、BaaSの牙城は強く直接AWSを扱うという流れにはなっていないようです。
一方で、こんなAWSの使い方をやりたいのですという相談を受けることが増えて、個人的には意味があったかなぁと思います。また当初の勢いがなくなったといえ、順調なペースでは売れていっている模様です。あと反省点としては、分厚すぎる本はやっぱり駄目ですね。
4冊目のデータを集める技術は、1冊目のRubyクローラー本のコンセプトを受け継ぎ、もう少し読者層を広げようと試みた本です。クローラー/スクレイピング手法もExcel/Googleスプレッドシートを中心にし、エンジニアじゃない人でも何とか使えるようにしています。この本はネットでは全く話題にも上がりませんが、リアル本屋さんを中心に結構売れています。一般書店で取り扱ってもらうことを意識して、Excelというキーワードを入れたことと250ページと薄くしたのが功を奏したのかもしれません。
雑誌寄稿
本の執筆以外にも、雑誌寄稿も行いました。今年創刊した日経クラウドファーストの創刊号のAurora特集で、機能面の分析を行いました。Auroraを使う上で、必要な情報がコンパクトにまとめられているのではと思います。例によって、AWSのアップデートで、一部状況が変わっている部分がありますが。。。
この日経クラウドファーストの執筆陣は、AWSのプレミアパートナーを中心に集められています。とっても濃いメンバーが集まっているので、(スケジュールの都合で、あまり参加できていませんが)月に1回の会議は非常に刺激を受けます。参加させて貰って良かったと思います。あと2本目も執筆していて、今月くらいに出てくるはずです。
登壇・発表
イベントの登壇は、4回のみでした。そのうち2回はほぼクローズな場なので、実質2回です。
www.slideshare.net
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正直アウトプットとしては少なかったので反省です。2017年はいろいろ出てみようと思うので、皆さんよろしくお願いします。
ブログ
2016年は53本書いていたようです。2014年は80本なので、30%減です。アクセス数では、2016年は168,195です。2015年は241,741だったので30%の減少です。だいぶブログの人としては終わってきました。最盛期は、年間で70〜80万アクセスくらいあったのですが、リソースの振り方とか考えると仕方がないかなぁという部分もあります。
2016年の目標に対しての採点
2016年の目標は、これでした。
- 本を2冊書く ⇒ ◯ 実現できた
- Kindle本を書く ⇒ ☓ 少し手をつけたけど、後回しになって未だ出版できず
- AWS本の英訳 ⇒ △ AWSのパターン別構築・運用ガイドが、韓国語に翻訳されたらしいです。私は何もしていないですが。
- 資格試験 ⇒ ◯ AWSの認定資格、5種全てコンプリートしました。今年は、新3種を目指します。(日本語で出たら)
- ワークバランス ⇒ ☓ あまり変わらずです
- メジャーイベントへの登壇 ⇒ ☓ 2015年より後退して、引きこもり気味になりました。
- 健康 ⇒ △ 運動はしてないですが、歩行距離で結構稼いでいます。
2017年の目標
- 本を2冊書く ⇒ 執筆前の1冊に加えて、もう一冊書こうと思います。モバイル or IoT関係に挑戦しようかな
- Kindle本を書く ⇒ 今年こそ
- AWS本の英訳 ⇒ Google翻訳さんが賢くなっているので、それを使って挑戦してみようかなぁ
- 資格試験 ⇒ 新3種とります。あとは、ワインエキスパート取りたいなぁ
- ワークバランス ⇒ まずは計測から
- メジャーイベントへの登壇 ⇒ Developer Summit等のメジャーイベントへの登壇。その為に、自分の強みの分野の再定義
- 健康 ⇒ 全ての活動の基本は、やはり健康。その為の運動。これを定量的に測定する。
細かい部分や、仕事等で公開できない部分については、別途管理します。
まとめ
何となく自分の活動量の限界が見えてきたので、その中でどう出来るかを模索しようと思います。