前回、Nexus 5Xを使ってみてgoogle恐ろしいと感じたというエントリーを書きました。
Nexus5xというかAndroidを持ち始めての感想。Googleさん、恐ろしいね。登録してないのに自宅・職場を把握するのは無論のこと、隔週の定例で、出勤時間が違う日も把握してる。唐突に目黒の情報を出されて、その意味する事が解った時にビビった
— Takuro SASAKI (@dkfj) March 30, 2016
最近Publickeyさんを見てたら、GoogleのCEOであるサンダー・ピチャイのブログの翻訳を解りやすく解説した記事があり、いろいろと腑に落ちました。
スマホ普及後の世界
スマホの普及率が6割を超えて、必要とする人にはほぼ行き渡っている状況です。次は、AppleWatchなどいわゆるウェアラブル・コンピュータと呼ばれるモノに広がろうとしています。ただし、根本的には一人の人間が同時に扱えるデバイスは1つしかありませんし、一人あたりに割り当てられた時間は1日24時間しかありません。スマホ普及時は、電車や外出先など今までタッチできなかった隙間時間にインターネットができる(⇒広告を配信できる)という大きなアドバンテージがありました。その時間はスマホによって既に埋められたので、例えウェアラブル機器が普及しても、今後は機器間での時間の奪い合いにしかなりません。そしてGoogleの戦略としては、そこを全て抑えるという方向に進んでいるというのが、Googleのレターでよく解りません。
※上記の文脈でいうとメーカー等が、せいぜい60億か70億人という先が見えている人に対してではなく、桁が2つや3つ違うモノに対するインターネット(IoT)に関心がいくのは当然に帰結なのでしょうね。
感想
この手の話を考えると、結局人の時間をどれだけ専有できるかになってきます。そして、それは広告の話に帰結します。雑な考え方すると広告費というパイを、普及数×占有時間で割っていくという図式です。最後は、広告モデルってどんなに強力なんだよと絶望して終わります。
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