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Googleの狙う未来

 前回、Nexus 5Xを使ってみてgoogle恐ろしいと感じたというエントリーを書きました。

Nexus 5Xを使って垣間見たスマホの未来

最近Publickeyさんを見てたら、GoogleのCEOであるサンダー・ピチャイのブログの翻訳を解りやすく解説した記事があり、いろいろと腑に落ちました。

www.publickey1.jp

スマホ普及後の世界



 スマホの普及率が6割を超えて、必要とする人にはほぼ行き渡っている状況です。次は、AppleWatchなどいわゆるウェアラブル・コンピュータと呼ばれるモノに広がろうとしています。ただし、根本的には一人の人間が同時に扱えるデバイスは1つしかありませんし、一人あたりに割り当てられた時間は1日24時間しかありません。スマホ普及時は、電車や外出先など今までタッチできなかった隙間時間にインターネットができる(⇒広告を配信できる)という大きなアドバンテージがありました。その時間はスマホによって既に埋められたので、例えウェアラブル機器が普及しても、今後は機器間での時間の奪い合いにしかなりません。そしてGoogleの戦略としては、そこを全て抑えるという方向に進んでいるというのが、Googleのレターでよく解りません。
※上記の文脈でいうとメーカー等が、せいぜい60億か70億人という先が見えている人に対してではなく、桁が2つや3つ違うモノに対するインターネット(IoT)に関心がいくのは当然に帰結なのでしょうね。

感想



 この手の話を考えると、結局人の時間をどれだけ専有できるかになってきます。そして、それは広告の話に帰結します。雑な考え方すると広告費というパイを、普及数×占有時間で割っていくという図式です。最後は、広告モデルってどんなに強力なんだよと絶望して終わります。

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