深刻なAndroid力不足を感じて、個人所有の携帯電話をNexus 5Xに変更して半年くらい経ちました。会社から貸与されているiPhone6との併用です。入れているアプリは、iPhoneとほぼ同じなので使用頻度は少ないですが、最近NexusというかAndroidというか、Googleの恐ろしさ・凄さが解りました。
Nexus5xというかAndroidを持ち始めての感想。Googleさん、恐ろしいね。登録してないのに自宅・職場を把握するのは無論のこと、隔週の定例で、出勤時間が違う日も把握してる。唐突に目黒の情報を出されて、その意味する事が解った時にビビった
— Takuro SASAKI (@dkfj) 2016年3月30日
iPhoneとAndroidの決定的な違い
iOS/Androidのどちらのスマホも、最近ではハードウェア・ソフトウェアともに成熟してきて大差がないというのが使い始めての感想でした。しかし、iPhoneとAndroidもといAppleとGoogleの決定的な違いが出てきました。Googleはユーザーの行動情報を全て把握して、サジェストしようとしてきているということです。
誰でもそうであると思うのですが、PCでもスマホでも同じGoogleのアカウントを使っています。その為、Webでの行動履歴は全てGoogleに把握されています。そして、Nexus 5Xを持つことによりリアルでの位置情報も把握されるようになりました。(オフに出来ますが。)その為、Googleは高精度にユーザーの次の行動を予測できる様になっています。例えば、次のような感じです。
- 出勤時間付近でスマホのGoogleを見ると、電車の時間が表示される
- 退社しようとすると帰宅予定時間が出てくる
- 隔週で通っている目黒直行の日も把握して、目黒の施設情報を出してくる
たぶんそのうち、ふと飲みたくなって飲み屋を探そうとしたら、アプリで検索する前にGoogleがサジェストしてきますね。
スマホがアプリをサジェストする未来
この一連の動きを見ると、次世代のスマホの在り方が見えてきます。ユーザーがアプリを選択するのではなく、スマホを触った瞬間に必要なアプリをサジェストするようになるのではと思います。もっと言うと、アプリという概念が必要なくなって、再びネイティブに統合されたブラウザアプリに戻るかもしれません。そして、その未来はAppleではなくGoogleが実現するでしょう。何故なら、Appleにはそこまでの情報はないから。
※一応補足すると、iPhoneにもアプリのサジェスト機能はあります。位置情報を元にしているらしく、ロック画面で左下の方に申し訳なさそうに出ていることがあります。
感想
iPhoneの進化が止まったという話はよくされています。個人的には、現状の枠組みの中では既にやりきっているという認識の方が正しいのではないかと思います。そして、それを打ち破る可能性があるのは、AppleではなくGoogleではないかと感じています。
あと、やっぱり使ってみないと解らないことは沢山ありますね。
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