仕事道楽―スタジオジブリの現場 (岩波新書 新赤版 1143)
ノンビリと仕事道楽を読んでいました。メイキング オブ ジブリという感じで楽しいです。その中で本筋と少し離れた所で、妙に納得した部分があります。
相槌をちゃんと打てるように
ぼくはよく相槌の打ち方の大切さを言いますが、それはこのときの経験が関係していると思っています。教養の共有の程度は相槌の打ち方にあらわれますから。 「へえ、なるほど」をくりかえす人っているでしょう。それではダメだと思う。相手のことを勉強していれば、違う言い方になるはずだ。それから、わかりもしないのに、わかったように相槌を打つ人。これはぼくは弱さだと思います。知らなければちゃんと聞けばいいんです。これはジブリの新入社員にはいつも言うことなんですけどね。
周りを見渡しても、妙に人からモノを吸収するのが上手い奴がいます。何でかなと思っていたのですが、共通しているのが教える人間の方が喜々として説明してるんですね。つまりテンポが良いんです。で、よくよく観察してみると聞き手の相槌が上手い。自分が聞きたいことや、相手が喋りたいことを巧みに引き出していくんですよね。反対に聞き下手な人は、「へぇ」とか「はい」しか言わないことが多いようです。すると、教える方も相手に響かないので、面倒くさくなってくる。この差があるんではないかなと思いました。
※ちなみに私は、聞き下手なので今後は参考にしたいと思います。
仕事道楽―スタジオジブリの現場 (岩波新書 新赤版 1143)
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鈴木 敏夫
岩波書店
売り上げランキング: 340
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