後田亨さんの記事。
「学資保険」は必須ではない
子供が生まれるので、『学資保険』を考えています。どれがいいですか?」
よくある質問ですが、私は「学資保険」は必須ではないと考えます。「学資保険」が、さほど優れた商品だとは思えないのです。
文字数制限があるのか、何となく言葉足らずのような気がするので勝手に補足です。恐らくこの記事では、学資保険が不要なのであって、保険が不要と言っているのではないと思います。
一口に保険と言っても、定期保険、養老保険、終身保険、学資保険、医療保険、がん保険、年金保険、介護保険と色々ありますが、基本的には2種類に分類できます。死亡保険と生存保険。あるいは、掛け捨てと積み立ての保険です。純粋な定期保険は掛け捨て100%、年金保険は積み立て100%となっています。養老保険や終身保険、学資保険は、掛け捨てと積み立ての組み合わせになっています。医療保険やがん保険は掛け捨てでしょう。
バリエーションが一杯あるように見える保険も、結局は2種類しかないのです。この基本を踏まえた上で、保険に入る時の戦略は何でしょうか?
・掛け捨ての保険はなるべく安いものを
・積み立ての保険はなるべく利率が良い物を
この2点に尽きます。
保険を選ぶ時は、保障部分である掛け捨て保険と貯蓄部分である積み立て保険をそれぞれ割り出して、有利か不利かを判定する必要があります。具体的には、掛け捨ての保険は保障額を元に、県民共済をインデックスに比較すればよいと思います。貯蓄部分についてはなかなか難しいですが、年金保険や国債など元本保証のものと比較すれば良いと思います。
上記を勘案した上で、学資保険は取り立てて有利な商品と言う訳ではないのだと思います。掛け捨ての保険と貯蓄性の商品の組み合わせに対して、それほどお得では無いということでしょう。これは時代によって変わってくると思いますので、必要になった時に自分で計算するのが良いのではないでしょうか。一昔前は、確かに学資保険が有利な商品という時代は確かにあったと思います。
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