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サラリーマンが運用すると…。

資産運用で148億円含み損=9月末、大学に金融危機の影響−立正大

 立正大学(東京都品川区)は20日、資産運用のための金融取引で、今年9月末時点に148億円の含み損を抱えていることを明らかにした。先に駒沢大学(東京都世田谷区)がデリバティブ(金融派生商品)取引で154億円の損失を計上するなど、世界的な金融危機が日本の大学経営の財務面に大きな影を落としている現状が浮き彫りになった。
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 立正大は各種金融取引について、「満期保有を基本としているため、最終的な損失額は確定していない」としており、現時点で評価損は計上していない。 

「満期保有を基本としているため、最終的な損失額は確定していない」
 一番の問題はここでしょうね。法人が買うような商品の満期は、20年先とか30年先とか。で、満期になるころには、担当者はいなくなっている。運用担当者の責任を問われないように巧みに設計された商品です。サラリーマンに運用をさせたらいけないという典型例でしょう。
 が、成果連動のファンドマネージャーを雇い入れると、米国のように無限のリスクを追うようになります。昔のロイズのように、無限責任で運用するような仕組みが必要なのかもしれませんね。