最近巷で、アップルがスマートTVを出そうとしているという憶測をよく耳にします。ところで、スマートTVとは何ぞやと思います。そこでメディアが予測するiTVの姿から考えてみます。よくあるのが、iTunesやiPhotoのコンテンツをテレビで見れて、インターネットなどで双方向でやり取りが出来るというものです。でも、それは既にMacのAirPlayやApple TVで実現出来ていますよね。(全くブレイクしていませんが。)もしくは、Wiiもそうなっていますよね。
確かにスティーブ・ジョブズの最後に革新したいと思ったのがテレビであったというのは、ウォルター・アイザックソンの評伝にも書かれています。私は、単純にテレビとインターネットを合わせたものがスマートTVの方向性だとは思いません。Appleが目指すものは、iPhoneやiPad、Macからそのままテレビに映像を流し込むものだと思います。iTVとしてその受信部を組み込んだテレビを作るという可能性も無きにしも非ずですが、テレビ側の機能は最小限にするのではないでしょうか?
個人的に思うのは、テレビのディスプレイと放送を受信するチューナー部分は分離すべきなのです。何故なら、テレビの製品としての寿命とパソコンの寿命は全く違うものだからです。テレビは恐らく平均10年くらいのライフサイクル。短くなった最近では6〜7年くらい。純粋にディスプレイの寿命と見ればもっと長いと思います。それに対して、パソコンは5〜6年くらい使っていれば、頑張って使っているねと周りに言われるくらいでしょう。ディスプレイの進化に対して、パソコン周りの進化は2〜3倍くらい早いです。その製品を一緒にまとめてしまうメリットはあまり無いです。
その辺考えると、ディスプレイとセットトップボックスなどのチューナー部の分離を進めて欲しいなぁと思います。殆ど個人的な願望ですがw
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