夏を迎えようとする暑い一日に、熱い一冊を読みました。作者は、半落ちの横山 秀夫。この人、何でこんなに熱い新聞記者を描けるのかなと思ったら、Wikipediaによると元新聞記者なんですね。なるほどと納得できます。内容的には、山が大きなテーマと据えつつも、新聞社始まって以来の大事件を切り口に、新聞社のあり方について問いかけています。
半落ちは物語の核心部分がそれかよと最後は突っ込みたくなる内容でしたが、こちらの方はそんなこともなく読後感も良かったです。まぁ、題名からの乖離が気になる所ではありますが、中々の一冊です。映画化するみたいですが、それも納得。息詰る人間ドラマが期待出来そうです.