年初ということ昨年の振り返り中です。一発目は、Amazonのアフィリエイトの結果です。アフィリエイトしていると良いことは、自分が紹介した物が売れるという喜びの他に、販売動向から閲覧者のニーズと反応が伝わってくることなんですよね。また、ある程度の規模までいくと、統計的なデータに使えます。例えばアクセスが幾らであれば、何パーセントくらいクリックされて、購入まで行くのはどれくらいかと。Webの仕事をしている人間にとっては、この生のデータは有り難い限りです。
ということで、今年の本売れ行きベスト10です。
1.iPhoneプログラミングUIKit詳解リファレンス
今年はiPhoneアプリ開発関係の本が売れまくりました。iPad&iPhone4で破竹の勢いのAppleにご相伴させて貰った形です。私自身、試しにアプリを一本iTunes Storeに登録してみようと色々本を買って勉強してみました。そのなかで、一番役にたったのがこの1冊です。それが無事にランキングNo1になって嬉しい限りです。ちなみに登録したアプリは、1,000ダウンロードを達成しました。今年は、有料アプリにも挑戦してみたいですね。
新・iPhone/iPadアプリを作るならば、これを読め!!
Interface Builderを使わずにiPhone,iPadアプリを作る方法
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2.たのしいCocoaプログラミング[Leopard対応版]
2位もiPhoneアプリ開発系の本です。iPhone開発の最初の難関はObjective-Cの特異さもさることながら、XCodeやInterface Builderの使い方の解説をしている本が少ないことです。そんな中で、手厚くサポートしているこの本が売れるのも納得できます。ちなみにLeopard対応版と版も新しくなっているのもポイントですね。
ビー・エヌ・エヌ新社
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3.集合知プログラミング
3年連続のランクインです。最近の潮流を見ていると、集合知を支えるアルゴリズムはエンジニアの基礎知識として必須なのではないのかなと思います。知っていると知っていないとでは、提案できる幅が違ってきます。そんななかで集合知を学ぶ上での最良の1冊ではないかと思います。
4.SEOを強化する技術 エンジニアが内側から支えるサイト設計・構築術
ハッキリいって私はSEOを語る人間が嫌いです。理由としては、科学的でないことが多いからです。しかも他人のアルゴリズムを推定して予想のもとに対応をするしかないのに、必ず上位に表示しますと言う人は誠実ではないでしょう。そんな中で、SEOをエンジニアリングの観点から対応している最も誠実な1冊はこの本だと思います。SEOは嫌いといっても知らないといけないことには間違いないので、そんな時はこの本で学びましょう。
インプレスジャパン
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5.詳解 Objective-C 2.0
この本もiPhone,iPadアプリ開発関係の本です。今日本語で出ている書籍の中で、もっとも詳しくObjective-Cについて説明している本です。最近改訂版も出ています。(リンク先は改訂版にしています。)この本の問題は、文法的なこととかを詳細に説明し過ぎているので、最初の1冊には取っつき難いところです。私としては、iPhone入門的な書籍で写経しながら、まず実際に作ってみることをお薦めします。そして、その過程で解らないことが沢山出てくるので、その時にこの本を読みといてみるのが良いのではないでしょうか?
ソフトバンククリエイティブ
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6.家を借りたくなったら
何気に賃貸について語るのが好きなのですが、そんな私が賃貸本で一番お薦めするのがこの本です。考えてみたら住宅費というのは毎年何十、何百万とかかるものです。それなのに、特に勉強もせず感覚で借りていないでしょうか?言うなれば、毎年車を外見だけで買っているようなものです。そう考えると賃貸についても、もう少し勉強してみてもと思います。この本は、賃貸のプロの人が真摯に現実を教えてくれます。
7.Trac入門 ――ソフトウェア開発・プロジェクト管理活用ガイド
この本も毎年ランキングの常連となります。Trac入門といいつつも単なるマニュアルにとどまらず、アジャイルなプロジェクト管理の方法についてまで示唆しています。
技術評論社
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8.残念な人の思考法(日経プレミアシリーズ)
昨年、わりとブレイクした一冊なのかもしれません。エッセンスは下記の文章に込められているので、感じるところがある人は読んでみては如何でしょうか?
つまり残念な人とは、プライオリティ付けの「正否」「適否」を考えない人、あるいは見誤る人のことなのである。この点を改善すれば能力を十分に発揮できるようになる。
日本経済新聞出版社
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9.恋と股間 (よりみちパン!セ)
この本は、読んだことはありません。ただ紀伊国屋さんの素敵なフェアを取り上げたエントリーが、ホットエントリーに載って売れました。ただやっぱり、アクセス数に比べれば売れなかった方なのでは?
ジュンク堂書店さんに聞いてみた。「売れると思ったのになぜ売れぬ」の書籍リスト
10.図で考えるとすべてまとまる
社会人なりたての人にぜひ読んで欲しい一冊です。図で考えろという大きなテーマの他に、考え方のフレームワークを作れというのも重要かと思います。要はまずは考え方の基礎を作れと。またスキャナーが発達して、かつオンラインストレージが無料で使えるようになったので、図にしたものの保管が困らず、かつどこでも見直せるようになっています。まさに時代のニーズに合った一冊だと思います。
紙とペンを用意してどうぞ。図で考えるとすべてまとまる
最良のタスク管理ツール。それは…。
読取革命が凄いっす!!OCRの可能性
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昨年後半は本の紹介もしなかったこともあり、サイト右のバナーで紹介したものが中心でした。今年は、自分自身への勉強の為にももう少し多くの本を紹介したいと思います。本年もよろしくお願い致します。