ジュンク堂書店池袋本店で開催された「このコンピュータ書がすごい」に参加してきました。
Youtubeで当日の動画が公開されていますが、2時間半の長丁場です。
総合ランキング
まずはジュンク堂書店池袋本店の2016年売上総合ランキングから。上位陣の殆どは、2015年と変わらず。その中で上位に食い込んで来ているのが、機械学習系とPython本。確かに勢いありましたよねぇ
総合順位 | 書名 | 書影リンク |
1 | 人工知能は人間を超えるか | |
2 | たった1日で即戦力になるExcelの教科書 | |
3 | スッキリわかるJava入門 第2版 | |
4 | ゼロから作るDeep Learning | |
5 | リーダブルコード | |
6 | イラストで学ぶ ディープラーニング | |
7 | 暗号技術入門 第3版 | |
8 | 入門Python3 | |
9 | いちばんやさしいWordPressの教本 4x対応 第2版 | |
10 | マスタリングTCP/IP 入門編 第5版 | |
11 | Python機械学習プログラミング | |
12 | SOFT SKILLS | |
13 | 確かな力が身につくJavaScript「超」入門 | |
14 | 深層学習 Deep Learning | |
15 | スッキリわかるサーブレット&JSP入門 | |
16 | スッキリわかるSQL入門 | |
17 | <インターネット>の次に来るもの | |
18 | ハッカーの学校 | |
19 | データサイエンティスト養成読本 機械学習入門編 | |
20 | 深層学習 |
気になった本
一番気になって速攻でポチったのが、カルチャロミクスです。Googleが書籍3,000万冊くらいをスキャンした結果を、n-gramで解析した結果をまとめているそうです。どの言葉がいつくらいに出てきたのかとかが解るので、いろいろな分析に使えそうです。サービス自体も、Google Ngram Viewerとして公開されているようです。日本語も使えるようになるといいなぁ
お、これは速攻でポチった 「カルチャロミクス:文化をビッグデータで計測する」 Googleが3,000万冊の本をn-gram解析して、どの言葉がいつくらいから使われるようになったか分析した本 https://t.co/CHasLkzmoP #このコンピュータ書がすごい
— Takuro SASAKI (@dkfj) 2017年1月14日
やはり読んでおかないと思ったのが、ゼロから作るDeep Learning。人気というのは聞いていたものの、時間がある時にと思っていました。紹介を聞いていると、「ライブラリを使ってDeep Learningを使うのではなく、自分で作るということで理解し易い」とのことでした。確かに、昔「集合知プログラミング」という本を読みながら自分で作ることによって、リコメンドだカテゴライズといった機械学習の理解が随分進みました。これは、読んでみないとなぁという一冊です。
4ヶ月で5万冊は凄いな 「ゼロから作るDeep Learning」出版社としてもこんな勢いで売れたのは初めてらしい。買って読もう https://t.co/7iTJ3NQ1qH
— Takuro SASAKI (@dkfj) 2017年1月14日
図書館が好きなので、メタデータとウェブサービス (わかる! 図書館情報学シリーズ 3)も気になりました。メタデータをどう扱うかといったことや、ウェブサービスとの関わり方など。詳細不明ですが、読んでみたいですね。
ちょっと気になる。 メタデータとウェブサービス (わかる! 図書館情報学シリーズ 3) https://t.co/SdXWUmqy2T
— Takuro SASAKI (@dkfj) 2017年1月14日
物書きのはしくれなので、考えながら書く人のためのScrivener入門 小説・論文・レポート、長文を書きたい人へも読んで見る予定です。今年こそはKindleで自分で出版してみたいので、その為の版組とか興味もっています。まぁ環境整えるより、原稿書くのが先ですがw
あと仕事柄、こちらも読んでみたいです。 事例に学ぶスマホアプリマーケティングの鉄則87
企画からプロモーション、分析、マネタイズまで 事例に学ぶスマホアプリマーケティングの鉄則87 (Web Professional Books)
- 作者: エキサイト株式会社池村修
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2016/01/23
- メディア: Kindle版
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暇があったら読みたいのが、ハッカーの学校 鍵開けの教科書。ハッカーシリーズの続編で秘密鍵とかその辺りの話かと思ったら、何と物理的な鍵の開け方の話らしいです。逆に興味が出てきました。
何と物理的な鍵の開け方の本らしい。それで587ページ!! ハッカーの学校 鍵開けの教科書 https://t.co/J4SqntbsNz #compbook
— Takuro SASAKI (@dkfj) 2017年1月14日
自分の本
2016年3月末に出したAmazon Web Services クラウドネイティブ・アプリケーション開発技法が2016年4月の3位、5月の2位
2016年11月末に出したデータを集める技術が2016年12月の10位
あと2015年に出したAmazon Web Services パターン別構築・運用ガイド が2016年3月の8位
割りと健闘したと思います。パターン別構築・運用ガイドとデータを集める技術は、今月増刷するので順調でなによりです。ちなみに初めて書いたRubyクローラー本は、2014年8月末に発売されたにも関わらず2014年の総合ランキングに入っていた。今考えると、凄いことだったみたいです。
感想
「新春座談会 このコンピュータ書がすごい!」は、2時間くらいの間で数百冊の本が紹介されるという非常に密度の濃い時間です。知らない本も沢山あって、紹介している高橋さんは凄いと圧倒されます。一方で、エンジニアの数が有限の中で、これだけ本が出てると厳しい競争だなと思います。またエンジニアとしても学ばなければならないことがドンドン出てくると。生き残り続けるのは、楽しいけど大変ですね。
あとジュンク堂さんで開催されているけど、結局技術書はKindleで買うことが多いという現実。ジュンク堂池袋店にはよく行くし、紙の本もわりと買ってる方だと思うけど、重めの本はKindleで買ってるんですよね。リアルの本屋がなくなると困るので、このあたりどうしたものか。