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Windows機におけるRuby On Railsの開発環境を考える

 Windows機でRubyの開発するケースは、かなり多いのではないかなと思います。
そんな中で、遭遇するであろう課題を羅列してみます。

GEMモジュールが入らない or 微妙に違う

 恐らく本番環境で使われるであろうLinux環境とWindows環境では、そもそもファイルシステムの根本のところが違います。Gemで問題が起きるのは、ファイルシステムの起因のNative extensionsが9割です。(※個人的な主観)インストールに四苦八苦して、何とか入れた経験はないでしょうか?

Windows上でのRuby On Rails + (サーバアプリ)が重い

 結合テスト環境に持っていく前に、ローカルの環境でテストするものだと思っています。その際、WebrickなりPassengerが激遅ということはありませんか?それ以前にrakeコマンドの実行からして遅かったり。原因として色々あるようですが、ファイルI/O周りが遅くRubyGemsの読み込みに時間が掛かるというのがあるようです。そう、だから解決には、SSDを導入しましょう!!(※違う)

rvmを使えなくて、pikを使う必要がある

 過去のプロジェクトの面倒もみる必要がある場合、必然的に様々なバージョンのRuby & Gemsが必要になります。そんな時に便利なのが、rvmです。Windowsにはrvmがなくて、pikを使うことになります。個人的な感想ですが、rvmに比べてpikはまだ完成度が足りないように思えます。


 探したらまだまだありそうですが、WindowsでRuby On Railsを開発する上で代表的な困ったちゃんです。さて、解決はどうしたら良いのでしょうか?色々試してみましたが、今はまっすぐWindowsを諦めた方がよいかなと思っています。Windows機自体を捨てるのではなく、Windows上でLinuxの仮想マシンを動かして開発するという方法です。メリットとしては、上記の問題を解決する他に1仮想マシンに1プロジェクトという形が出来ることがあります。また開発環境をチーム内でシェアすることにより、環境構築の工数を削減できます。
 さて仮想環境構築ですが、今だとVirtualBoxが良いのではないかと考えています。無償で使える上、操作も簡単で完成度が高いです。後は母艦の方ですが、必ずWindows 7の64Bitにしてメモリを最大限積む必要があります。今だと8GBや16GB積んだとしても1万円以下です。安いものです。
 Windowsで困っている人。是非一度、ご検討あれ!!


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