農林水産省は１１日、豊作で過剰になっているキャベツの緊急需給調整を実施すると発表した。全国農業協同組合連合会（全農）などが９月中旬に全国で７１４５トンの出荷を停止し、学校給食用や飼料用としての有効利用を探る。活用できない分は廃棄する。 キャベツは今年７月中旬から安値が続き、最近の東京中央卸売市場では１キロ当たり５０円台と、平年より３〜４割安い水準に低迷。一方、原油高などで生産・流通コストがかさみ、出荷しても赤字になる農家が増えている。
農業の本質的な難しさがここにあると思う。個々の経営者が経営努力で生産を増やせば、合成の誤謬ですぐに生産過剰になる。他の産業でも同じだけど、農業は天候に左右される部分が大きいので、さらに影響が大きい。もう少し単価が高く輸送コストが掛からないもの、もしくは日持ちするものであれば、世界に向けて輸出とかもあるんだけどなぁ。成分抽出して、何か作るかかな？
