米保険最大手AIGが28日発表した2007年10〜12月期決算で、サブプライムローン関連の評価損が111億2000万ドル(約1兆1700億円)に達した。純利益も52億9200万ドルの赤字に転落した。 サブプライムローンの焦げ付き急増に伴う金融市場の混乱で、金融子会社が保有する債務担保証券(CDO)の評価損が拡大した。07年通年の純利益も前年比55・9%減の62億ドルと大幅に減少した。
四半期決算で、1兆円の赤字を計上したとのニュース。文面からは壊滅的な状況のように読めるが、通期の純利益を見てみると62億ドル(7,000億円)の黒字。日本最大の銀行の三菱UFJファイナンシャル・グループの昨年度の8,809億円です。(ちなみに過去最高)
1兆円の赤字を計上しても、これだけの利益を出しているのです。やはり侮れない収益力を持っているんですよ。米国の金融業界は。