全編通してのテーマは、書名の通り。結論からいうと、銀行や郵便局で買う投信はもっての他。インデックスファンドも駄目。やるならETFか国債にしなさいとのこと。
銀行や郵便局の窓口で売っている投信が駄目というのは同意。
・購入時の手数料が高い(1%程度)
・信託報酬もべらぼうに高い(2〜3%程度)
・さらに定期分配型の商品ばかり勧める(複利効果なし。税制面でも不利)
じゃぁ、手数料無料(ノーロード)が多くて、信託報酬も安いインデックス連動型(0.5〜1.0%程度)はどうかと思ったら、これもばっさり切り捨てていた。なんでも、ETF(株価指数連動型上場投資信託)の方がマシとのこと。確かにETFは信託報酬も0.2〜0.5%と魅力的。
ただ、今の所積み立てが出来ないのが難点。これに関しても、積み立てのメリットであるドルコスト平均法は意味がないとばっさり切り捨てている。安い時に買って、高い時に売りなさいのひと言。これが解らんから、ドルコストを使うんだけどなぁ。常にチャートも見ていないといけないし。
私の個人的経験で言えば、チャートとファンドメンタルを見て買った株の売買より、ドルコストで買い続けたものの方がパフォーマンスがよいのだけどなぁ。(相場を見る目がないだけ。。。)
ちなみに郵便公社の職員は25万人。定額貯金120兆円。この内2割にあたる24兆円を、投信に振り分けることが出来たら販売手数料でこの25万人を養えるらしい。
定額貯金が廃止されること考えると、2割くらいは余裕で投信に流れるような気がする。そしたら、その資金は日本の株式市場にも半分くらいは流れるから、日経平均もあがるのじゃないのかな?少なくとも、今までのように国債一辺倒より健全な金の循環が出来るような気がする。
何はともあれ、今の投信ブームは異常だと思うので、一読しておいた方が良いと思う。