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Rubyで操るAWS 〜第67回Ruby関西 勉強会で発表してきました〜

 先日の第67回Ruby関西勉強会で、「Rubyで操るAWS」というタイトルで発表してきました。

www.slideshare.net

Ruby関西勉強会と登壇の経緯



 昨年のRubyによるクローラー開発技法発売時に声を掛けて頂いて登壇しました。その縁もあって読書会などにも読んで頂き、関西のRubyコミュニティと御縁も出来てきました。そんなこともあり「Amazon Web Services パターン別構築・運用ガイド」の発売を機に発表の機会を頂きました。ありがとうございます。私自身、IaaS・PaaSを中心としたAWS本を書いたこともあり、次はモバイルやブラウザからAWSのSaaSを活用したアーキテクチャについて考えたいなと思っていた矢先でした。ということもあり、ちょうど良いタイミングでした。
 ちなみにRubyのコミュニティは、すごく活発です。第67回ということから解るように、恐ろしい回数が開催されています。しかも、尼崎.rbや新大阪.rbなど街ごとのローカルコミュニティも多く、草の根活動と全体での活動がうまく組み合わさっている感じです。参加する人同士で、同じ地域の人がいたら発足するという感じで、人の交流という意味でも素晴らしい会ですね。

発表内容について



 前半部分については、今後のアーキテクチャの潮流について私が感じていることを書いています。アップした資料には書いていないのですが、3-Tierのアーキテクチャを実際に2-Tierに書き換えて実装した例のデモ等をしています。昔だったら、サーバ側で実装しないといけないことが、2-Tierにするとさっくり実現できるというのが自分でも驚きでした。さらにキャパシティも、DynamoDBなどのスループットの調整だけでできると、今までの苦労は何だったのかと思うような世の中になってきています。
 後半部分については、RubyということでSDKの種類と使い方の紹介です。私自身、V2になって苦労したところは、認証の書き方とググり方くらいだったので、そこだけ説明させてもらいました。V1とV2で書き方がガラッと変わっていて、かつググるとV1の情報ばかり出てくるので、初めてだと面食らうと思います。そこだけ解決できたら、後は特に詰まるところもないと思います。
 最後にLambda✕Ruby。これは完全に趣味の話ですが、こんな面白いサービスがあるということを是非知って欲しかったです。Lambda上でRubyを実行する方法については、別途エントリーあげようと思います。

感想



 他の方の発表も非常に面白く、有意義でした。Webエンジニアの教科書のささたつさんにお会いでき、お話する機会もありました。含蓄がある話が多く、非常に参考になりました。
 あと1つ言っておかないといけないことがあります。会場は、京都女子大学でした。勉強会にも同大学の学生さんが何人か参加していました。その中に「Rubyによるクローラー開発技法」を購入し持ってきている方がいて、サインを求められました。生きてて良かったなぁと思いました。

See Also:
62nd Ruby/Rails勉強会@関西に参加してきた
『Amazon Web Services パターン別構築・運用ガイド』を書きました


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