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プログラマでありたい

おっさんになっても、プログラマでありつづけたい

消費者物価指数(CPI)とコアCPIとコアコアCPIと

 経済の動向を把握する為の重要な指標の一つに消費者物価指数(CPI)があります。これは総務省が小売物価統計調査を元に作成し、毎月発表されています。プラスであれば物価は上昇、マイナスで下落となります。作成方法は以下の通り。

小売物価統計調査(総務省調査)の小売価格の平均から個別の指数を作成し、家計調査(総務省調査)からウェイトを作成、統合して全体の指数を作成している。

指数は、基準年の家計の消費構造を一定のものに固定し、これに要する費用が物価の変動によってどう変化するかを基準年平均=100として表すラスパイレス算式である。基準年は他の指数と同様に西暦末尾が0、5年で、5年ごとに基準改定を行っている。

* 小売価格調査:全国から167市町村を選び、小売価格はその中で代表的な小売店やサービス事業所約30,000店舗、家賃は約25,000世帯、宿泊料は約530事業者を対象として調査している。価格は実際に販売している小売価格(特別セール売り等は除外)。
* 指数品目:消費者が購入する商品及びサービスの物価変動を代表できるように
1. 家計支出上重要である
2. 価格変動の面で代表性がある
3. 継続して調査が可能である

という観点から選んだ平常小売価格596品目及び、持ち家の帰属家賃4品目の合計600品目を対象とする。

統計局:消費者物価指数(CPI)
毎月1回。25日前後に発表されるようです。


 さらにより物価の変動を把握し易くする為に、コアCPIというのがあります。これは、CPIから生鮮食品を除いたものです。生鮮食品は、もともと変動幅が大きい為に除かれているようです。さらに食料(酒類を除く)及びエネルギーを除いたコアコアCPIというものもあります。これは日本だけの呼称のようです。元々海外のコアCPIといえば、日本がコアコアCPIと呼んでいるもののようです。
 今、物価の動向を見るのに重要なのはコアコアCPIです。指標の対象からエネルギーが抜かれているため、海外の原油価格の動向に左右されない物価をみることが出来ます。(原油価格に引きずられて他の品目の価格が上下していたら、指標にもちゃんと現れます)また、0%を超えたら物価は上昇と捉えることは出来ますが、上方バイアスによって高めに出易い傾向があるようです。なので、感覚としては1%を超えたら上昇傾向と捉える方が良いようです。
 この辺りの数字の見方については、高橋洋一さんがかなり詳しく説明されています。(日本は財政危機ではない!の162頁あたりから)そもそもコアコアCPIが採用されるきっかけを作ったのは、高橋洋一さんから竹中平蔵さんへの提言だったようです。


日本は財政危機ではない!
高橋 洋一
講談社
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