プログラマでありたい

おっさんになっても、プログラマでありつづけたい

おたまじゃくし騒動について思う事

 ちょっと前に空からおたまじゃくしが降ってくると話題になっていました。あまり興味を持って追っていないので詳しく知りませんが、原因として3つの理由が考えられているそうです。
・竜巻等の突風によって巻き上げられた
・鳥が吐き出した
・イタズラ


 個人的には突風のせいだろうなと思っています。でも、何故おたまじゃくしが空から降ってくるのが、この時期に多発しているのかというのが残ると疑問が出ると思います。これは単にマスコミ効果なんでしょう。もし日常生活でおたまじゃくしが大量に叩き付けられているのを見たとしても、はてなが一杯になるだけで特に何もしないでしょう。が、報道されたことによって、マスコミに連絡する人も出てくるようになったのではないでしょうか。つまり今まで一定確率で起こっていた事が、注目され目に入るようになっただけだと思います。


 実は私も今疑問に思っている事があります。今日会社の帰りの道ばたに靴下が片一方だけ落ちていました。あれって何なんでしょうね?靴が落ちていることなら、まぁ解らんでもないですけど(解らんけど)、何で靴下なんでしょうね。しかも片一方だけ。どういったシチュエーションで起こるのか、誰か教えてください。
って書いたら、私も見たという人出てこないでしょうか?

世間のウソとリスクゼロという狂気について

 おたまじゃくしのエントリーを書いて思い出したのが、日垣隆さんの世間のウソ。この本の主題は、「世論を誤らせる構造的なウソ」です。如何に印象に騙され易いかというのを実例をあげて色々解説してあります。
 例えば宝くじ。2004年の年末ジャンボは1億円以上が222本。億万長者が222人も出る事になります。でも分母を考えれば、一等が当たる確率は0.0000001。交通事故で死傷する確率は0.0092651。交通事故で死ぬ確率の方が9万倍も高いそうです。ちなみに落雷で1年以内に死ぬ確率は0.000001だそうです。億万長者が200人以上と聞くと自分ももしかしたら当たるかもしれないと思うかもしれませんが、落雷で死ぬ確率より低いとなると当たる気はしませんね。
 上記のような感じで、色々実例を挙げて世間の虚構に言及しています。中でも私が一番気に入っている言葉は、次の一句です。

リスクゼロという狂気

 システム開発をしてて稀に言われるんですよ。バグが1件もなく100%完璧なシステムを作れと。もちろんバグが一つもないのが良いシステムなのは間違いありません。しかし、50%の精度の物を99%にするのと、99%のものを99.99%にするのとどちらが大変と言われれば、後者の方が格段に大変です。であれば、その労力を別の新規の機能であったり、機能改善に充てる方が建設的なんではないでしょうかね?もちろん限りなく100%にしないといけない分野があるのも知っていますよ。でも何でもかんでも100%ではなくて、80%で良い所と100%に近づけないといけない所のリスク分析をするのが、責任者の役割じゃないのでしょうか?インフルエンザ騒ぎにしろ、リスクを完全に無くせるという傲慢さが異常な社会を作っているんじゃないですかね。


 ちなみに世間のウソを読んで、ここに書かれている内容を自分で調べずに100%信じる人は、やっぱりどこかで騙されるんでしょうね。


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twitterと選挙カーの決定的な違い

不動産屋のラノベ読み:【雑談】選挙とtwitterと公明党

 ただ、そうした場合、おそらく選挙期間のtwitterには選挙運動スパムであふれるようになると思います。「スパムは逆効果だから、みんなあからさまにはやらないんじゃね?」という人もいるかもしれませんが、いやいや、あれだけうるさいと嫌われている選挙カーも各候補やめる事ができないんですから、遠慮なくやってきますって。

 twitterは自分の意思でFollowするけど、選挙カーは嫌でもやってくる。

iPhoneのボイスメモが素晴らしすぎる件について 或はiPhoneのボイスメモをPCに転送する方法


 iPhone OS 3.0にアップデートしてみました。OS3.0でデフォルトアプリとして追加されたボイスメモがかなり素晴らしいです。今までのボイスメモアプリと比べて、バックグランドアプリとして使えるので使い勝手がよいです。音声をクリアに拾うので、内容も充分聞き直せます。試しに使ってみたのですが、1時間弱の打ち合わせを録音しても100MB程度。1分2MB程度でしょうか。ボイスメモの使い方も簡単で、アプリ起動と開始の2タッチで録音が出来ます。


 ところで録音したは良いけど、どうやってPCに転送しようかと小5分くらい悩みました。iTunes上からは音声ファイルは見つけることが出来ません。ちょっと考えてDiskAidというソフトを使うことにしました。これは母艦となるPCにインストールして、iPhoneから直接ファイルをコピーしたりするソフトです。上記2点の組み合わせで簡単にボイスメモをPCに取り込めます。


 勉強会の様子を音声で公開とかしたら面白いかもしれませんね。ディスクの単価は劇的に安くなっていますから。


2009/06/19 00:05追記
ボイスメモの同期については、単純にiTunesのミュージックで「ボイスメモを含める」にチェックをすれば同期がとれました。これでボイスメモが同期できない問題は解決です。


2009/06/19 11:25 さらに追記
細かい心配りが嬉しい点として、ボイスメモはメールやMMSで送ることができます。画面右下のボタンを押すと今まで録音したボイスメモの一覧が出ます。そこで特定のボイスメモを選ぶと共有というボタンが出てきます。そこからメールもしくはMMSで音声ファイルを添付して送ることができます。添付したファイルは、MMSならば.amr、メールならば.m4aというファイルに変換して送られます。細かい気配りが嬉しいですね。(ちなみに、.amrの再生の仕方がわかりませんが。。。)ちなみに大きすぎるファイルは警告が出て送れません。閾値はどれくらいなのでしょうね。


2010/04/22 またまた追記
.amrの再生方法で検索されてこられる方が多いので、再生方法も書いておきます。
WindowsでもQuickTimeで再生できます。ただ設定によっては、関連ファイルにAMRが入っていない場合があるので
その場合は再生ファイルの設定でAMRを追加してください。もしくは、右クリックでプログラムから開く
QuickTimeを選んでください。
 そもそもインストールされていないよという方は、↓からダウンロードしてください。
アップル - QuickTime - ダウンロード


See Also:
iPhone,MacBook Airで使えるマイク付きヘッドホン



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