プログラマでありたい

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AWS認定データベース – 専門知識の試験対策本を書きました&販売開始です

 Twitter等で告知していたものの、ブログで告知できておりませんでした。AWS認定データベース 専門知識の試験対策本を書き、2021年6月17日発売開始しています!!

試験対策本の内容

 本書は、サービスカットとソリューションカットの両建てで、試験範囲の解説をしています。最初の1章で、AWS認定試験の概要と試験勉強の仕方、教材についての説明をしています。2〜6章がメインで、2〜4章はサービスカットでそれぞれのデータベースサービスの解説をしています。5・6章はソリューションカットで移行や監視、セキュリティなどについて、どのように対応するのか考え方をまとめています。そして7章でWell-Architectedについては、AWSの設計の基本的な考え方を紹介しています。データベースの観点から、W-Aのそれぞれの柱がどのように関係するのか解説しています。最後はお約束の問題の解き方と、練習問題です。前回のセキュリティ対策本も練習問題と解説の評判は高かったのですが、今回はそれ以上のクオリティと自負しています。練習問題は、小西さんが担当です。もうプロの域ですね。(何の?)

■目次
第1章AWS試験概要と学習方法
第2章RDBデータベースサービス
第3章NoSQLデータベースサービス
第4章その他のデータベースサービス
第5章展開および移行
第6章監視、トラブルシューティング、セキュリティ
第7章AWS Well-Architected
第8章練習問題

 ちなみに、お勧めの勉強方法のところに、JAWS-UGも挙げています。一人で試験勉強しても、なかなかモチベーションを維持するのは難しいです。そんな時は勉強会に参加して、凄い人を見つけたり自分と同じように学び始めた人と出会うことでモチベーションが湧いてくると思います。お勧めです。

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著者について

著者については、前回のセキュリティ対策本に引き続き上野さんと小林さん、そして今回新たに小西さんが参画しています。みんな会社の同僚です。上野さんは、2020年のAWSのAPN AmbassadorおよびTop EngineersかつALL AWS Certifications Engineerという長い肩書を持ってます。要は、AWSの認定試験12種全部持ってアンバサダーにも選ばれているという実力者です。AWSの認定試験を受けだして、2年かそこらくらいで全部取ってしまっているのが脱帽です。あと、情報処理試験の高度も、ほとんど持っています。
 小林さんは、情報処理試験の高度をコンプリートしているという世にも珍しい人です。なんだか知らないけど、半年ごとに資格を取っていってあっという間にコンプリートしていました。そして2020年度にAWS認定試験の取得を再開し、あっという間に全部とってしまいました。私より早く全冠達成したらマグロの解体ショーを奢ると約束したのですが、あっさりと追い抜かれて達成していました。私はあと残り1つで、小林さんは残り3つ。大丈夫かなと思っていたら、1日に3つとって、あっさりと追い抜かれてしまいました。どこかで約束果たさないと。。。ちなみに小林さんは、イラスト図解式 この一冊で全部わかるWeb技術の基本のメインの著者です。販売開始してもう4年ですが、未だに凄い勢いで売れ続けています。小林さんも、Top EngineersかつALL AWS Certifications Engineerです。

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 そして小西さん。小西さんも、Top EngineersかつALL AWS Certifications Engineerです。そして、Amazon Web Services パターン別構築・運用ガイドの共著者でもあります。最近、執筆活動を再開して、この本以外にもいろいろ一緒に動いています。小西さんは、おそらく筆者4人の中で一番網羅的に仕様を把握しています。練習問題を中心の執筆ですが、そこから各章に記載内容の整合性を取るといった形で司令塔のような働きをしてくれました。ありがたい。

 最後に私ですが、最初の1章を担当しました。他のメンバーの執筆のやりとりみながら、みんな詳しいよなぁと感心することしきりという状況でした。ただ、最後は意地で12冠を達成しました。その結果、この本の著者全員が、ALL AWS Certifications Engineerということになりました。Alexaの試験廃止ギリギリで受けたので、落ちなくて良かったなぁと、しみじみと思います。

本書のお勧めポイント

 本書のお勧めは、3つあります。

  • 2〜4章のデータベースサービスの解説の詳しさ
  • 5・6章の観点カットの考え方
  • 練習問題が神

 データベースサービスの解説については、機能からサービス制限までかなり網羅的に解説されています。試験対策から離れても、アーキテクチャ設計時にサービスの制約とかどうだったかなとリファレンスとして確認できます。たぶんググるより目的のものに早くたどり着けます。敵はAWSのサービスアップデートだけです。
 5・6章については、移行であったりセキュリティであったりと、それぞれのソリューションカットで紹介しています。例えば移行の場合、まず一括・差分・リアルタイム同期などの移行のパターンを紹介して、Auroraだったらそれぞれどうやって実現するかといった具体的な方法論を解説しています。これも実用性あります。セキュリティや監視も同様ですね。
 最後に練習問題です。これは、是非本屋で見てみてください。解説含め非常にクオリティ高いです。おそらく小西さんは、この本を執筆するよりUdemyで練習問題の解答・解説動画を作った方が何十倍も儲かると思います。それでも書いてくれる小西さんは、良い奴です。

感想

 今回が2冊目のAWS認定 専門知識の対策本でした。前回、第1刷に非常に誤植が多く、著者としても申し訳なかったです。今回は、その反省を活かし、十全の確認をしました。渾身の1冊なので、ぜひ手にとってみてください。共著者の執筆スキルもどんどん上がってきて、そろそろ私は執筆稼業から引退できるのではという気もしてきました。AWS認定の専門知識はあと3つあるので、いつかシリーズとしてコンプリートするといいですね。