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PM2.5も黄砂も花粉症、空気清浄機で解決!!


 最近、中国の大気汚染によるPM2.5が話題になっています。PM2.5とはなんぞやと思いますが、直径が2.5μm(マイクロメートル)以下の超微粒子を指すようです。代表的なモノはディーゼル排気微粒子で、小さい分だけ気管を通過しやすく、肺胞など気道より奥に付着し発ガン性や気管支ぜんそくを引き起こすそうです。
 ちなみにそろそろシーズン本格化する花粉は30μmで、PM2.5の10倍強です。それが破壊・分離して出来る、スギ花粉アレルゲン粒子は1〜5μmのようです。そして日本に飛来する黄砂は4〜5μmなので、2倍程度とのことです。

空気清浄機の力



 PM2.5の影響もあってか、シャープのプラズマクラスターが中国でバカ売れしているとのことです。プラズマクラスターだと、PM2.5にも効果があるのでしょうか?プラズマクラスターは活性酸素でウィルスを分解するものなので、実は粉塵のようなPM2.5には効果がありません。粉塵のようなモノはフィルターが効果をいうのです。PM2.5に効果があるフィルターは、HEPAフィルタがあり、JIS Z 8122 の規格によると次のようになっています。

「定格風量で粒径が0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルタ」と規定されている。

 PM2.5の1/10の大きさの0.3μmに対しても効果があるとのことです。そして、シャープの空気清浄機は、殆どこれを搭載しているとのことです。一方でフィルターの欠点としては、埃が詰まることにより空気清浄能力が劣化していくので、定期的にフィルターを交換する必要があるという点です。
 これを解決する為に、ダイキンは電気集塵という独自の方法を採用しています。簡単に言えば、埃を帯電させて引き寄せて吸着する技術のようです。物理的なフィルターではないので、経年劣化が起こりにくく10年間使っても70%ほどの能力を持続できる模様です。

空気清浄機の電気代



 さてそんな働き者の空気清浄機ですが、電気代は幾らくらいなのでしょうか?実はかなり安いのです。ダイキンのMC75N-Wの場合、次のようになっています。

モード しずか 標準 ターボ
風量(㎥/分) 1.0 2.5 4.0 5.3 7.5
消費電力(W) 6.0 9.0 14.0 26.0 58.0
電気代(円)※ 0.13 0.20 0.31 0.57 1.28

※1時間当たり|1kwh=22円(税込)
 ターボでも1時間あたり1.28円です。現実にはターボを24時間動かし続けるというシチュエーションはないので、標準の0.31円で考えれば大丈夫です。となると1ヶ月動かし続けていても223円程度です。1年間でも2,678円。私も3年程前に購入して使い続けていますが、殆ど弱とかしずかで動いています。なので実質的にはもっと安いかもしれません。

空気清浄機のその他の効用



 私は10年来の花粉症で、花粉対策として導入しました。効果は中々あって、昔のように重症化はしなくなりました。またそれ以外の効果として、部屋の埃が目に見えてたまりにくくなりました。思ってもいなかった効果ですが、考えてみればあたりまえですね。鴨居の上など普段の掃除では中々出来ない所に埃が溜まりにくくなっているので、中々ありがたいものです。
 私が持っているのは、パワフル空気清浄機「光クリエール」ACM75N-Wの前の機種です。最近だと、加湿・除湿機能がついたクリアフォースといったものがあるようなので、次の買い替え時にはそちらに乗り換えようかと考えています。自動で加湿・除湿を切り替えてくれるのは、結露防止の点からもよいですねぇ。


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花粉症に効くだけではない。意外な効用のある空気清浄機。パワフル空気清浄機 光クリエール ACM75K-W
10年来の花粉症が随分ましになった話