年俸総額1億2千万ドルのヤンキースが年俸総額1/3のアスレチックスに勝てないのは何故か?ビリー・ビーンが確立し球界の常識をひっくり返したマネー・ボールをKindleで読みました。マネーボールの中身は徹底したデータの重視。しかも闇雲にデータを使うのではなく、意味のあるデータとないデータを常識に囚われずに判断することから始まっています。野村元監督のID野球とかが好きな人にはたまらないと思います。
本書の内容から離れて考えると、後数年したら野球に限らずこの手の話は幾らでも出てくるのではないかと思います。最近のビックデータブーム。バズワードとして担がれている部分も大きいですが、確実に大量のデータを大量のコンピュータリソースを使って分析してみるという動きが出てきています。実際にデータマイニングで成功している企業も多数出来ています。その裾野がIT企業のみならずスポーツや文化など色々な方面で活用されればなぁと思います。
最後にこの本はKindleで買ったのですが、たったの250円。心憎い価格設定です。Amazonでは設定しておくとKindleは1クリックで買えるので、ついつい色々買ってしまいます。恐ろしい話ですねw