プログラマでありたい

おっさんになっても、プログラマでありつづけたい

存在することの奇跡 幸運な宇宙

 GIGAZINEでワープの実現可能性についての紹介記事がありました。
SF映画やアニメなどに出てくる「ワープ航法」は実現可能
ライターさん自身、最後は訳が解らないと書いていますが、確かに良く解らないです。


 幸運な宇宙という本を読んでいると、この手の話は何となく理解できるようになります。宇宙の成り立ちや、ビッグバン直後の宇宙、宇宙の大きさ、宇宙の果てはどうなっているのかといったことの代表的な説を紹介しています。
 面白かった話で、単独の宇宙か多宇宙か。この宇宙が成り立っているのは絶妙のバランスの上で、コンマの下に0が幾つも続くような確率だそうです。そうなると何故となると出てくるのが多宇宙論。曰く何億とある宇宙の中の一つなので、このような幸運なバランスの上での宇宙があると。単独の宇宙で説明している人の中では、神の意思等が出て物理学から哲学の話に発展しています。まぁ、考えてみれば宇宙と哲学は切っても切れない関係なんでしょうね。ちなみに、数学的に美しく統一的に説明出来るのが単宇宙論なので、なんとしてもこちらを証明したい人は多々いるようです。
 後、銀河と銀河の離れるスピード。光速以上らしいです。それの理由は、、、読んでのお楽しみということで。またマトリックスのようにシミュレーションされた世界や、さらにシミュレーションのシミュレーションと言った何がなんだか解らなくなる説も一杯出てくるので楽しめます。かなり盛りだくさんなので、読むのには時間が掛かりますが。。。


 小さい頃から、宇宙の果てはどうなっているのかと気になって仕方がなかったです。自分が生きている間にその秘密の一端でも解れば嬉しいですね。