プログラマでありたい

おっさんになっても、プログラマでありつづけたい

夏休みの宿題にみるプロジェクト・マネージメントの極意

home work routine


 世の中の小学校・中学校は、もう夏休みが終わっているのか終わっていないのか知りませんが、夏休みの思い出と言えば宿題です。毎日、コツコツやれば何ということもない量ですが、いつも最後の1週間に泣いていました。そんな私が、システムエンジニアになって、プロジェクトのコントロールとかもしていたりすることもあるのは、皮肉な話ですね。


 さて、その夏休みの宿題ですが、何が悪いのでしょうか?35歳のオッサンになってようやく解ったのですが、プロジェクト・マネージメントの仕方を誰も教えないのが一番の問題です。マネージメントとは何でしょう?コントロールすることです。夏休みの宿題だったら、期限までに無理なく終わるようにする施策です。
 では、学校で学校でマネージメントを教えているのでしょうか?気が利いた先生だと、夏休み前に実行計画を書かせたりする人もいるようです。(私は、そんな先生にあたったことは無いですが。)殆どの場合は、ただ出すだけでしょう。また、幸運にも実行計画があったとしても、それだけで良いのでしょうか?たぶん、ダメですね。進行状況を定期的にチェックも必要です。計画より遅れているのであれば、原因を突き止めて問題解決を図るのがマネージメントです。計画だけ立ててやれというだけであれば、プロジェクトマネジメントは不要です。(現実には、スケジュールの管理だけするようなプロジェクト・マネージャは不要ですが。。。)
 ということで、学校では是非夏休みの宿題を出す際に、プロジェクト・マネジメントの考え方も一緒に教えて欲しいと思います。もし自分が子供の夏休みを見るのだったら、次のようにするかなぁ。計画的に出来る習慣が出来るまで、お手伝いという感じですかね。

  • 最初に計画づくり。無理のないペースで、かつお盆前には終わる予定で。
  • 何だったらRedmineなどを使って、宿題のチケット化。
  • 宿題をする時間を決める。可能であれば、横で一緒に自分の勉強をする。
  • 予定より多く進んだら、褒める。
  • 毎日、進捗のチェック。グラフとか作って、状況の見える化する。

 何かTrac/Redmineなど使ってタスク管理化するのが、親にとっても子にとってもやりやすそうですね。


 もちろん今回の話は単なるネタです。夏休みの宿題なんか頑張れば1週間で出来るのだから、さっさとやってスッキリしたらいいんです。それが出来ないのが問題ですが。。。真面目にやりたいのならば、竹中式マトリクス勉強法を一読して勉強というものの種類を子供に教えたら良いですよ。


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