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iPhoto/iTunesを外出しにして、Macをダイエットする3つの方法

 先日、MacbookのSSD化のエントリーを書きました。合わせて改めてMacのディスク使用量を減らす方法をまとめてみようと思います。ダイエットと書いていますが、基本的な施策は外部保存領域(NAS・外付けHDD)に移動することを想定しています。

ディスクの使用状況の確認

 まず現在のディスクの使用量・使用状況を確認しましょう。Macの場合、GrandPerspectiveという可視化のツールが便利です。
Macのディスク使用状況を可視化するユーティリティ GrandPerspective

1. iTunesの動画・音楽ファイルを外部のディスクに移動

 iTunesからiTunes -> 環境設定 -> 詳細から"iTunes Media"フォルダの場所の変更で、外部の保存領域を指定します。併せて、"iTunes Media"フォルダを整理とライブラリへの追加時にファイルを"iTunes Media"をチェックします。

 その後に、iTunesのファイル -> ライブラリ -> ライブラリを整理を実行し、次の画面でファイルの統合にチェックして実行します。これをすると、先程指定した場所に書き出されます。実行完了後に正常に移動されていることを確認して問題なければ、元のiTunes Mediaフォルダを削除すれば完了です。移動されているかの確認は、iTunesが正常に起動するということと、MovieやMusicのファイルを適当に指定して右クリックで情報を確認して、場所が想定の場所にあれば問題ないです。
 詳細については、Appleの公式ページに書いています。まずは確認してください。
iTunes for Mac:「iTunes Media」フォルダを移動する

2. iPhotoの写真を外部のディスクに移動

 ほぼ同様の方法で、iPhotoについても外部の保存領域に移動できます。音楽や動画と違って著作権の問題が少ないせいか、写真の方が簡単です。iPhotoを終了させてから、iPhoto Libraryを丸ごと外部の保存領域にコピーします。iPhotoのライブラリの場所は、デフォルトだとホームディレクトリの下のピクチャ->iPhoto Libraryにあります。コピー完了後に、Option(alt)キーを押しながらiPhotoを起動すると「フォトライブラリの選択」を押して、先程コピーした場所を指定してください。起動後問題なければ、元のディレクトリを消してしまえば終了です。


 詳細については、同じくAppleの公式ページに書いています。
iPhoto 2: 外部ハードディスクにライブラリを保存する方法

3. iPhone/iPadのバックアップファイルを外部のディスクに移動

 最後にiPhone/iPadのバックアップファイルを外部の保存領域に移動する方法です。これは公式にはサポートされていない方法が無いので、ご注意ください。方法は簡単で、シンボリックリンクを使うだけです。
下記の例は、/Volumes/iPhoto/Backupという外部領域に変更する例です。

$ cd ~/Library/Application Support/MobileSync
$ mv Backup /Volumes/iPhoto/Backup
$ ln -s /Volumes/iPhoto/Backup Backup

※シンボリックリンクを使うのならば、1,2も同じ方法で出来るやんというツッコミは、その通りです。


 個人差はあると思いますが、上記3つの施策を実施するだけで、Mac本体のディスクの使用量の半分以上を削減出来る人も多いのではないでしょうか?というより容量圧迫の原因って、全部iPhone/iPadじゃねーかという事実に気がつくと思いますw
 是非、お試しあれ


See Also:
Macのディスク使用状況を可視化するユーティリティ GrandPerspective
MacbookのHDDをSSDに変更を検討。或いはSSDのGB単価