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iPad用タッチペンの作り方。或は、自作スタイラスペン その2 悪戦苦闘編

 前回から少し間が空きましたが、iPad用の自作タッチペンの作り方です。前回の実験で、割り箸やDSのタッチペンにアルミホイルを巻いて先に誘電スポンジを付ければiPhone/iPadに字を書けることが解りました。


 しかし、ビジネスシーンで割り箸にアルミホイルを使うのもどうかなと思いますので、もう少し見栄えの良いものが欲しくなります。そこで、今度はペン先ではなく軸にこだわって作成しました。資材の調達先は、無駄に何でも揃うみんなの東急ハンズです。目指すは導電性のある金属製パイプです。探してみると、真鍮、アルミ、銅、ステンレスと色々あります。また中が空洞のものから、埋まっているもの。円形、角形とこれでもかと色々な種類があります。買いに来た私が言うのも何ですが、こんなモノ誰が買うのだと思う品揃えです。
 まず素材選びですが、導電性という観点では真鍮に比べアルミや銅の方が高いです。真鍮の質感は捨てがたいですが却下しました。またステンレスは、導電性が低いのと硬すぎる(加工し辛い)ので却下しました。残るはアルミか銅なのですが、銅の方が2倍くらい高かったので、アルミにしました。アルミパイプは、中が空洞で直径8mmと5mmで長さがそれぞれ30cmのものです。値段は220円と180円だったかと思います。(値段はうろ覚えです)あわせて、ちゃんとペンの形をしたのも試したかったので、三菱鉛筆ユニホルダーを買いました。これは画材コーナーで売っています。また、念のために細い銅線を買っています。これは導電スポンジを縛る為です。


 とりあえずこの三点で作ったのが試作3号です。

割り箸+アルミホイルに比べると、格段にマシになりました。
上から、スタイラス1号、2号、3号です。


 下記心地の方ですが、アルミ8mm芯の方は申し分ないです。普通に字を書くスピードで書いても、特に問題なく認識されます。それに対して5mm芯の方は、相当ゆっくり書かないと認識されません。色々ペン先を変えて試したのですが、結論的には芯の太さというよりペン先の太さが問題のようです。ペン先が細すぎるとiPhone/iPadの方で認識されません。また、三菱鉛筆ユニフォルダの方ですが、何気に苦労しました。字が書きやすいようになるべくペン先を細くしてみたのですが、5mm芯の場合と同様に認識されないという状態でした。写真のようにペン先の設置面積を大きくすると、スムーズに書けるようになります。というところで、今のところの結論ではある程度のペン先の太さが必要になります。書きやすいんですけど、細かい字が書けないんですよね。まぁ実用上、それなりに納得出来るレベルには達しました。

ちなみに字が汚いのはスタイラスペンの為でなく、元々私の字が汚いからです。


 ちなみに実験してて思ったのですが、iPadのタッチペンの方式である投影型静電容量方式にはテスターのような物が最適なんではないでしょうか?今手元にないですけど、今度試してみたいと思います。


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