読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

プログラマでありたい

おっさんになっても、プログラマでありつづけたい

ギークな人達が梅田さんをdisる唯一の理由

 最近梅田さんの発言が連続して炎上していますが、何故このような事になったのでしょうか?梅田さんのオープンソースに対する根本的な誤解が、オープンソースに携わる人にとって我慢のならない水域にまで達しているのではないかと思われます。この誤解は、次の一文に端的に現れていると思います。

目からうろこが何枚も落ちたオープンソースの“人間的本質”

 しかし日本人でたった一人だけ、世界中の人々が使うソフトウェアをオープンソース方式で開発したリーダーがいる。島根県松江市在住のまつもとゆきひろ(本名・松本行弘、一九六五年生まれ)である。彼が構想し、いまも日夜開発を続けるプログラミング言語「Ruby」は世界中に広がり、利用者は百万人にまで膨れ上がろうとしている。

これに対する反応
404 Blog Not Found:オープンソースプログラマーの利己的遺伝子

たった一人はねーだろーよ、あーたが役員勤めているはてなだってPerl使っていて、そこには私が書いたコードだって結構入っていて、それは別に日本人のためだけに書いたわけじゃないって、しかもPerl単体じゃ仕事にならなくってCPANのモジュールどっさり使ってるはずだけどその多くが Made in Japan で....

(と言いつつも笑い飛ばしてます)


当の本人のまつもとさんも
Matzにっき(2008-03-14)

えーと、まず「オープンソースの定義」からして違ってたり、私が「日本人でたった一人だけ〜リーダーがいる」ことになってたりといろいろと物議を醸す表現である。

「日本人で一番有名なオープンソースプロジェクトリーダー」くらいならともかく、「たった一人」はどう考えても言い過ぎである。

「オープンソースとは」があんな風になっちゃったのは、きっと梅田さんは普段からライセンスではないなにか、バザール開発とかコミュニティ開発とかその辺を見ているせいなんだと思うけど、それにはそれで「オープンソース」ではない違う名前をつけてほしいなあ。


ひがさんも絶望
モッチーに絶望した - ひがやすを blog

Matzは、すごい人だけど、Matzとの対談で、オープンソースの人間的本質がわかったと思っているモッチーには、絶望したよ。


間違いだらけのオープンソース記事 / un article d'Open Source qui est vraiment incorrect

かつて私が「いわゆる商用ソフトウェア」の後半で「オープンソース的と言ったりするのは、オープンソースのことをわかっていないか、もしくはよりたちの悪いことに、わかっているけど自分にとって都合が悪い部分は触れたくないのであえてそういう表現でぼかしているかのどちらかなので、要注意です」と書いたのも、その梅田さんとまつもとさんとの対談での梅田さんの発言(P.9〜P.11)についてのことですが、まつもとさんと語り合ったと称しながら、オープンソースについて間違ったことを喧伝されるのは、真剣にオープンソースに取り組んでいる人たちにとって本当に迷惑なことです。


ちなみに池田さんも梅田さんのオープンソースの認識に突っ込みを入れていました
オープンソースについての誤解 - 池田信夫 blog

梅田氏は、1998年に突然オープンソースが登場して「恐ろしいほどの速度で」発展していると思っているようだが、これは逆だ。本来100%オープンだったインターネットが、著作権や特許に汚染されているのである。


 これだけ梅田さんの語るオープンソースは誤解だよと繰り返し指摘されているのに、一向に改めようとしないのは何故なんでしょう?ご本人はオープンソース的と言っているからオープンソースとは別物だよという認識なんでしょうが、ここまで拒絶されているのをどう受け止めていられるのでしょうか?人体実験と称してWeb上の反応に全て目を通してきたのであれば、当然こういった批判にも目を通しているはずです。そうであれば、何故みんな批判しているのか考えて頂きたかったですね。影響力の大きい方ですから。それに梅田さんには、こんなことで日本のWebの世界を絶望して欲しくないですからね。


あわせて読みたい
梅田望夫にオープンソースを語るなとガツンと申し上げたい - ひがやすを blog
イノベーションはなぜ起きたか(上) 「指さない将棋ファン」がとらえた現代将棋の「もっとすごい」可能性著者インタビュー 梅田望夫氏 JBpress(日本ビジネスプレス)
かみつく相手が違うのでは - Tech Mom from Silicon Valley
404 Blog Not Found:梅田望夫がオープンソースを語っても残念でない理由