プログラマでありたい

おっさんになっても、プログラマでありつづけたい

1週間は金曜日から始めなさいといいますが

ポケット版 1週間は金曜日から始めなさい―仕事と人生が楽しくなる時間活用術

 ちょっと空いた時間で読んでみました。勝間本と同じく効率的な時間活用方法を説く内容です。一番のテーマは時間密度をあげることです。これは、テレビを見ながらインターネットをするといったながら作業を推奨するものではありません。作業は、一度に一つに集中させます。その代わり、その作業を何重もの意味を持たせるのが良いそうです。これは基本的に賛成ですね。仕事を始めたばっかりの新人が中々仕事が出来ないのは、仕事を一つ一つの作業単位に落とし込む事が出来ず一度に全部やろうとするから何から手をつけたらよいか解らずに時間だけが過ぎて行くという状態になります。

ちなみに時間密度の例として下記のようなものがあります。

1.地方の講演に行き、何の計画も準備もなく、ただ往復する
→時間のロスが大きい(時間を無駄遣いしている)
2.地方の講演に行き、往復の新幹線での移動時間を、原稿執筆などの時間に充てる
→時間を無駄無く使っている(時間を節約している)
3.地方の講演に行き、その際に地元の情報を仕入れて将来のコンサルティングに役立て、同時に東京では拾えないメルマガやブログのネタを集めて帰ってくる。
→時間を有効に使っている(時間密度を高めている)

 ちなみに本書のタイトルになっている金曜日から始めなさいという言葉で一つ思い出しました。アメリカのとあるCEOは重役を集めての会議は金曜日の夕方に行うそうです。理由は、そこで課題を与えておいたら週末を過ごしている間に無意識に解決策を考えるためだそうです。この場合のメリットは、週末の時間を使えるということと、会議室ではなくてリラックスした環境で考えられるということでしょうね。確か、本田健の本で紹介されていたような。