プログラマでありたい

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パンデミックと初音ミクの関係

 豚インフルエンザの流行とともに、パンデミックという耳慣れない言葉をよく聞くようになりました。初音ミクの派生製品かと思っていたのですが、いわゆる感染爆発の状態のようです。と言ってもよく解らないので何なんだろうと思っていた所、そのものズバリの書名の本があったので読んでみました。タイトルの初音ミクとの関係は、全くありません。感染爆発という意味では一緒かも


 昨年までの新インフルエンザの大本命の鳥インフルエンザを中心に、他の有力な感染症や今回の騒動の豚インフルエンザまで記述しておりました。インフルエンザについては、ワクチンの効力とタミフルに代表される抗インフルエンザ薬の機能の違いが解り易く解説しているところが中々良かったです。ワクチンの効力については、通常半年くらい続き、別の種類のインフルエンザに罹ったとしても免疫が付き易くなるそうです。また、ワクチン接種後、1ヶ月後にもう一本うっておくのが良いそうです。
 本題のパンデミックについて、個人的な対策も書いてありました。基本的には、うがい手洗いマスクの励行と食料の備蓄の2点しかないようです。一度パンデミックが起きれば、鎮静までに8週間程度が必要と予想されているようです。自分の部屋を見てみましたが、8週間分は無理ですね。何とか2週間分であれば、お米を中心に味噌や缶詰を増やせば何とかなるかなという印象です。そもそも水が出なくなれば、終わりですが。。。また、2週間程度であれば、精神的には余裕で引き蘢れる自信もありますw。
 これといった明確な解答が書かれている本ではないのですが、パンデミックに対して考えるきっかけに良い一冊でした。


パンデミック―感染爆発から生き残るために (新潮新書)
小林 照幸
新潮社
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