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ブレーク・イーブン・インフレ率と物価連動国債

 ブレーク・イーブン・インフレ率という指標を知りました。説明は小難しいですが、市場(世の中の人)が予想する期待インフレ率のようです。この期待インフレ率がどこに反映されるかというと、物価連動国債です。
BEI=固定利付国債利回り(名目金利)−物価連動国債利回り(実質金利)=期待インフレ率


財務省の物価連動国債の商品設計を見ると、下記のような記述があります。

 通常の固定利付国債は、発行時の元金額が償還時まで不変で、利率も全ての利払いにおいて同一です。従って、利子の額は各利払いにおいて同一であり、償還時には最後の利子と発行時の元金額(=額面金額)が支払われます。これに対し、物価連動国債は、元金額が物価の動向に連動して増減します。すなわち、物価連動国債の発行後に物価が上昇すれば、その上昇率に応じて元金額が増加します(以下、増減後の元金額を「想定元金額」といいます。)。償還額は、償還時点での想定元金額となります。利払いは年2回で、利子の額は各利払時の想定元金額に表面利率を乗じて算出します。表面利率は発行時に固定し、全利払いを通じて同一です。従って、物価上昇により想定元金額が増加すれば利子の額も増加します。

物価の動向に連動して元本が増えるという商品のようです。つまりインフレに強い商品ということです。ところが、今のようなデフレの時代になるとどうなるか?
BEIの推移


驚くほど利率が高くなっています。(債券価格は下落。)物価連動債は個人では買えませんが、投信経由で買う事が出来ます。
モーニングスター 物価連動国債ファンド
これが何を意味しているのでしょうね。ちょっと真面目に調べてみようと思います。