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レンタルビデオ屋で、まとめ借りが安いたった1つの理由

 今やすっかり斜陽産業の感がある、レンタルビデオ屋。大体3本以上を分岐点に、多く借りると極端に安くなっていきますよね。1本350円の所でも、5本なら1,000円とか。これ何でだか知っています?
 旧作だから殆ど貸出もなく、それならば安く貸した方がサービスの向上になる。こんな訳ではありません。10年前の知識で恐縮ですが、レンタルビデオ屋でまとめ借りが安い理由は、延滞料が儲かるから。この1点につきます。意外かどうか分かりませんが、レンタルビデオ屋にとって延滞料というのは中々おいしい売上なんです。延滞料が1日1本300円としたら、3本なら900円。5本ならば1,500円。どうせ同じ値段だからと大量に借りた人は後悔することになります。また延滞する人は、1日とかではなく数日遅れたりすることはざらにあります。こういう客は、お店にとって有難いわけなんですよ。
 一般ビデオの貸し出しの傾向というのは、見事にロングテール型です。新作や話題作に集中して、旧作のレンタルは集中することはあまりありません。また、新作や話題作でも人気があるのは一時なので、大量に用意するのはリスクがあります。ですので、もう元を取っている旧作のレンタルはありがたい、更に延滞して延滞料を払ってくれる人はもっと有難いという図式です。一粒で2度美味しいという訳です。
 まぁ、ネットレンタルが出る下地は充分あったという訳ですね。ちなみに、何が言いたいかというと、久々にレンタルでDVDを借りて返すのを忘れていました。悔しいのでエントリー書いています。