プログラマでありたい

おっさんになっても、プログラマでありつづけたい

もうすぐ出る/最近出たAWS本5冊

 AWS Summit2016の興奮が冷めやまぬ今日この頃です。Amazonのクラウドのカテゴリを見ていると、新しい本が大量に並んでいました。AWS本が一気に4冊も登場ということで、軽く紹介してみます。タイトルと目次だけみて感想を書いているので、悪しからずご了承ください。

Amazon Web Services企業導入ガイドブック


 タイトルとサブタイトルで対象者が明確化されているのが、この『Amazon Web Services企業導入ガイドブック -企業担当者が知っておくべきAWSサービスの全貌から、セキュリティ概要、システム設計、導入プロセス、運用まで-』です。その名の通り企業に導入する際に検討すべき事項が網羅的にカバーされています。フォーカスも技術的な話ではなく、AWSを導入する上でどう標準化していくかとかプロセスに落とし込んでいくにはどうしていけばよいのかという内容でした。(AWS Summitの会場で、パラパラと立ち読みしました。)そんなこんなもあり、息の長い本になるのではという一冊です。
 ちなみに注目すべきは、著者陣です。荒木さんに始まり大谷さん、小林さん、酒徳さん、 高田さん、瀧澤さん、山本さん、 吉羽さんとAWSの中の人・もと中の人のオールスターで書かれています。後にも先にもこのメンツの著作を読めるのは、この本だけでしょう。是非、紙の本を買って、サイン行脚の度にでましょう。サインを求める際に質問も出来たら、きっと全部集めたころにはAWSマスターになれるはずです。なお、私のAWS本の第三弾は、こんな感じの本にしようか企画立てておりました。どうしようかなぁ

Amazon Web Services企業導入ガイドブック -企業担当者が知っておくべきAWSサービスの全貌から、セキュリティ概要、システム設計、導入プロセス、運用まで-

Amazon Web Services企業導入ガイドブック -企業担当者が知っておくべきAWSサービスの全貌から、セキュリティ概要、システム設計、導入プロセス、運用まで-

  • 作者: 荒木靖宏,大谷晋平,小林正人,酒徳知明,高田智己,瀧澤与一,山本教仁,吉羽龍太郎
  • 出版社/メーカー: マイナビ出版
  • 発売日: 2016/06/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ちなみに著者の吉羽さんが、抽選でのプレゼントキャンペーンをしていました。申込期間は、2016年6月5日〜9日です。

【10名様にプレゼント】Amazon Web Services企業導入ガイドブック - connpass

Amazon Web Servicesではじめる新米プログラマのためのクラウド超入門



 山田祥寛さんの監修のAWS本です。『Amazon Web Servicesではじめる新米プログラマのためのクラウド超入門』というタイトルから察すると、アプリケーションエンジニアがどうAWSを使うのかなと思ったのですが、目次を見る限りは普通にインフラよりっぽい話が多そうです。Dockerを扱っているのもよいですね。
※まだ読んでいません。

Amazon Web Servicesではじめる新米プログラマのためのクラウド超入門

Amazon Web Servicesではじめる新米プログラマのためのクラウド超入門

  • 作者: WINGSプロジェクト阿佐志保,山田祥寛
  • 出版社/メーカー: 翔泳社
  • 発売日: 2016/06/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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Amazon Web Services 定番業務システム12パターン設計ガイド



 『Amazon Web Services 定番業務システム12パターン設計ガイド』は、日経BPからの出版です。ページ数が176ページと薄めです。タイトルどおり12個のパターンをどう説明するのかな目次を見ると、AWSの概要的な説明はなしに最初からパターンの説明から入っているようです。AWSの説明については巷にいろいろあるので、それもありなのかもしれません。吉とでるか凶とでるか、注目です。
※まだ読んでいません。

Amazon Web Services 定番業務システム12パターン設計ガイド

Amazon Web Services 定番業務システム12パターン設計ガイド

実践AWS lambda 限定お試し版



 『実践AWS lambda』は、日本におけるサーバレスアーキテクチャのビジョナリーであるAWSの西谷さんの書き下ろし本です。AWS Summit向けの限定今回で、本編は9月発売とのことです。帯に"「AWS Lambda」の基本から、中級者向けの「こなれた」使い方まで満載!"とあるので、期待感が増します。個人的には、フレームワーク編Serverless,Zappa,APEXの3つと継続的インテグレーションが気になります。

実践AWS lambda 限定お試し版

実践AWS lambda 限定お試し版

Amazon Web Services クラウドネイティブ・アプリケーション開発技法



 最近じゃないと石を投げられそうですが、1ヶ月と少し前なのでご容赦ください。Amazon Web Services クラウドネイティブ・アプリケーション開発技法のコンセプトは、アプリケーションからAWSをどう組み込むかです。通常のAWS本とは、逆のアプローチを試みています。サンプルコード盛り沢山で、触っているうちにアプリの作り方もAWSの使い方も覚えられるようなものを目指しました。

Amazon Web Services クラウドネイティブ・アプリケーション開発技法 一番大切な知識と技術が身につく (Informatics&IDEA)

Amazon Web Services クラウドネイティブ・アプリケーション開発技法 一番大切な知識と技術が身につく (Informatics&IDEA)

  • 作者: NRIネットコム株式会社,佐々木拓郎,佐藤瞬,石川修,高柳怜士,佐藤雄也,岸本勇貴
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2016/04/20
  • メディア: 単行本
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 ちなみに1年前に出した『Amazon Web Services パターン別構築・運用ガイド』についても未だに売れ続けています。日によっては、Amazonのクラウドカテゴリのトップということもあります。定番本になると良いですね

Amazon Web Services パターン別構築・運用ガイド

Amazon Web Services パターン別構築・運用ガイド

感想



 6月だけでAWS本が3冊+1冊の発売です。Summitに合わせて来たんだろうなぁと予想ができます。というか、サミット前に出版したかったのではと邪推しております。(Amazon Web Services企業導入ガイドブックは、会場で見ることができましたしねぇ)

Amazon Web Services企業導入ガイドブック -企業担当者が知っておくべきAWSサービスの全貌から、セキュリティ概要、システム設計、導入プロセス、運用まで-

Amazon Web Services企業導入ガイドブック -企業担当者が知っておくべきAWSサービスの全貌から、セキュリティ概要、システム設計、導入プロセス、運用まで-

  • 作者: 荒木靖宏,大谷晋平,小林正人,酒徳知明,高田智己,瀧澤与一,山本教仁,吉羽龍太郎
  • 出版社/メーカー: マイナビ出版
  • 発売日: 2016/06/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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AWS Summit 2016 Tokyoの感想

 3日間のお祭りが終わったので、感想を残しておきます。私の立場としては、出展者やAWS本の著者、ベンダー、JAWSUG参加者など色々あります。まぁその辺りを無視して、ただの感想です。

出展者として



 AWS Summitのブースに立ったのは久しぶりでした。ブースに訪れてくれるユーザのAWSの関心の高さ・具体性が段違いに高いというのが印象的でした。たしか前にたったのは3年程前で、その時は情報収集段階という人が多かったです。今年は、もう既に導入している/導入検討している上で、具体的な悩みなどを色々聞くことができました。後のフォロー次第ですが、出展者側としては、AWS Summitはやはり重要な機会ですね。

AWS本の著者としてて



 ブースに『Amazon Web Services パターン別構築・運用ガイド』と『Amazon Web Services クラウドネイティブ・アプリケーション開発技法』を並べて、立ち寄った人に紹介していました。パターン別構築・運用ガイドについては、結構な割合で知っている人が多くて嬉しい限りでした。一方で、クラウドネイティブ・アプリケーション開発技法の知名度はまだまだでした。もう少し広まればなぁと思います。まぁ発売1年と1ヶ月で、第4刷・初刷の差は大きいのかも。来年は、両方共しっているよと言われることを目指したいです。

セッション参加して



 ブースにいたり個別ミーティングをしてたりと、あまりセッションは参加できなかったです。参加したのは、2つのキーノートとウフルさんのIoTセッションです。前者については、昨年一年の振り返りと今年一年の方向性の確認のためです。概ね想定通りユーザー側の積極的利用が牽引するという形にいたのを確認できて良かったです。
※まぁこれも全国に広がったユーザコミュニティとそれを支えるエンジニアのお陰だと思いますが。
ウフルさんのセッションは、予想以上に良かったです。IoTというバズワードの陰で顕在化している問題もしくは落とし穴にハマりつつ乗り越えていった知見の共有が素晴らしかったです。

ランチ



 カレーが食べたかった。ただし、昨年の混雑を考えると仕方がないですね。

JAWS-UG



 JAWS-UGの認知を高める場としては、最高の場所ですね。スペースに対して人数が多すぎる部分はありますが、お祭りとしては大成功ではないでしょうか。ブースの片付けでLTは殆どみれず、ウルトラクイズは壇上手前で間違えたのは痛恨の極みでした。

感想



 お祭りのような3日間でした。今日からまた日常に戻って、一歩一歩進んでいきます。ただ3日間立ちっぱなしはシンドかったなぁ。