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Apple TVでNAS上の動画・音楽を再生する方法


 未だiTVの発売の噂が絶えませんが、私はApple TVを使い倒しています。そんな中で、Apple TVを使ってNAS上の動画や音楽をTVで見たいということがあります。Apple TVが直接NASの動画・音楽を再生出来たら良いのですが、残念ながら出来ません。必ずPCを介す必要があります。NAS - WinPC or Mac - Apple TV - TVという形です。

NAS上の動画・音楽を再生する方法



 NAS上の動画・音楽を再生するには、Macの介在が必要になります。iTunesライブラリの実体をNAS上に置く、もしくはNAS等についている機能のiTunesサーバを使います。
 まず、iTunesライブラリの実体をNASに置く方法ですが、これは簡単で、iTunesからiTunes -> 環境設定 -> 詳細から"iTunes Media"フォルダの場所の変更で、外部の保存領域を指定するだけです。詳細はこちらに書いています。この場合のメリットは、iTunesのライブラリをそのまま活用出来る点です。反面、基本的にはそのiTunesライブラリを持つPCを起動しておく必要があります。


 もう1つの方法が、iTunesサーバの機能です。これはそれぞれのNASのメーカーが実装しているので、実装は微妙に異なっていると思います。指定の場所に置いておくと、iTunesから共有ライブラリとして再生出来る代物です。メリットとしては、共有ライブラリなので、複数のPCから再生出来る点です。反面、殆どの製品が音楽しかサポートしていないので、動画が再生出来ません。

まとめ



 ということで、iTunesを起動しているPCがあれば、Apple TVの操作だけで動画が見えるので便利です。ただMacを起動するというワンアクションがあるので、ホームサーバとしてMac miniを買っても良いかなぁと思う今日この頃です。もしくは、WD TV Live ストリーミング・メディアプレーヤーだけで解決しないか調べてみようと考えています。


See Also:
iPhoto/iTunesを外出しにして、Macをダイエットする3つの方法
AirPlayを使って、AppleTV+AVアンプでホームオーディオ・システムを構築する話


APPLE Mac mini (1.4GHz Dual Core i5/4GB/500GB/Intel HD 5000) MGEM2J/A

APPLE Mac mini (1.4GHz Dual Core i5/4GB/500GB/Intel HD 5000) MGEM2J/A

Apple ハイビジョン対応 Apple TV MD199J/A

Apple ハイビジョン対応 Apple TV MD199J/A

何故、fluentdなのか?


 最近、fluentdという言葉を聞くことが多いと思います。fluentdは、それぞれのサーバからログを収集し集約する為のアプリケーションです。fluentdは「Log everything in JSON」を合言葉に、全てのログをJSON形式で扱います。また一緒に聞くキーワードとしては、大規模とかリアルタイムとかがあると思います。この時点で関係ないやと思って、興味を失った人も多いと思います。しかし、今後のログ管理は、fluentdが主流になるか解りませんが、同様の集約するフレームワークが中心になると思います。

何故、fluentdが必要か?



 まずはオンプレミスの世界から見て行きましょう。ログはサーバーにたまり、管理者はサーバにログインしてログを参照します。特に問題はありません。


 次にAutoScalingを使わないAWSの世界です。これも同様に、ログはサーバーにたまり、管理者はサーバにログインしてログを参照します。特に問題はありません。


 問題は、AutoScalingを使うケースです。サーバーは負荷に応じて増減します。負荷が下がると自動的にサーバはシャットダウンされます。その間のログはどこに行くのか?そこが問題です。


 そこでfluentdを導入すると、ログは一箇所に集約されます。管理者は、集約されたログを(直接or間接的に)見れば良いですね。

重要なのは、サーバーにログインしないこと



 ここまでは、一般的なfluentdのメリットです。俺、AutoScalingしないし、いーらねと思ったと思います。そんな人にfluentdで、もう1つ注目して欲しいことがあります。それは、管理者がログを見る時に直接サーバにログインしなくて良いことです。今までログを参照するためには、サーバにログインする必要がありました。そうなると運用の観点からは、管理者が誤操作をしてサーバの障害を起こさない為の仕組みや、情報漏えい対策に監査証跡など色々なことを考える必要がありました。fluentdでログを集約すれば、その参照の管理だけしておけば、基本的に安全です。楽ですね。

まとめ



 ということで、最近はchefと共にfluentdのノウハウ蓄積中です。chef-serverやknife-soloとfluentdを組み合わせれば、サーバにログインせずにサーバを管理出来る夢のような状態になれます。もちろん例外ケースもあるし、一筋縄ではないと思います。が、せっかくAWSのお陰でサーバの立ちあげまで自動化&省力化して近代化したのだから、それ以降も部分も近代化したいですね。ということで、最近はfluentdで集約したログのビューワーが何が良いか検討中です。


See Also:
運用視点でChef ServerかChef Solo + Knife Soloのどちらが良いか考えてみた
手動でサーバの設定をすることを禁ずる。入門Chef Solo
初めてのVagrant